シャルマン
しゃるまん
概要
1974年から1987年まで製造・販売が行われた。シャーシやパワートレーンこそトヨタ自動車から供給を受けたもの(いずれもカローラ。ちなみに初代は2代目の*E20系、2代目は4代目の*E70系)だが、トヨタと提携したばっかりに1969年にパブリカを販売するハメになった事に伴いコンパーノの製造・販売を終了して以来、久々のダイハツ自社開発・生産乗用車だった。なお、パブリカは、ダイハツでは「コンソルテ」という名称で販売したが、これはイタリア語で「提携」という意味。いかに売る気がなかったか窺えるが、エンジンに関してはダイハツ製のもの(コンパーノより引き継いだ直4・1リッターのFE型)を載せる事が許されてはいた。
ベースとなったカローラより高級な車をイメージしたとのことで、初代モデルでは4灯式のヘッドライト、2代目モデルのトップグレード「1.5アルティア」ではパワーウインドが標準装備された。
モデル消滅に追い込まれたのは2代目の売れ行きが良くなかった事もあるが、その2代目のベースとなったカローラが1987年5月にバン・ワゴンおよびレビン(クーペ系)もフロントエンジン・フロントドライブに転換し、結果、シャルマンに使っていたフロントエンジン・リアドライブのシャーシの生産を取りやめた事によって、その供給が出来なくなってしまったためである。
あれ!?だとしたら2代目は「セダン版レビン」的スポーツセダンで売った方が良かったんじゃないの!?