リア(このファン)
りあ
CV:河瀬茉希
概要
『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』の登場人物。
アクセルの街を中心として活動している踊り子ユニット「アクセルハーツ」のリーダー。
冒険者としての職業は「ランサー」。
誕生日は7月4日。この日はアクセルハーツの結成日でもある。
人物
黒髪ロングの美少女。
真面目な努力家で、癖のあるシエロやエーリカを上手くまとめる他、アクセルハーツの楽曲の制作も担っている。
歌を得意とするが、笑顔で可愛いポーズをとったり自己紹介するのが苦手。
ランサーとしての実力も確かで、本人曰く「腕試しで槍の大会に出て優勝した」とのこと。
エーリカのわがままに悩まされたり、男性恐怖症のシエロが男性ファンを反射で殴ってしまった時には真っ先にフォローに出たりするなど、苦労人であることが窺える。
一方、自分のことになると無頓着でややだらしない一面もあり、特に部屋の掃除が苦手が故に部屋が非常に汚いことについては周りにも言われる程で、
- 座るどころか足の踏み場もない
- 空き瓶やお菓子のゴミが散乱、お椀の中のスープは凝固していても放置
- 食べかけのお菓子に蟻が集る(本人は「蟻だって食べないと生きていけない」と気にしていない様子)
- 家が臭くなるレベルの腐臭を放つ程、飲み物も放置
- 下着等、服も脱ぎっぱなし
といった具合に彼女の部屋は汚くなりがちで、シエロにはゴミの廃棄場と例えられることも。
そんな部屋で寝起きしているためか、ダニエルにアクア共々拉致され、カズマ達に救助された際は部屋の汚さで無事を確認される有様だった(その際、彼女と共にいたアクアは「綺麗にしても綺麗にしてもゴミが増え続ける」と嘆いていた)。
いつからか「コン次郎」と言う狐のぬいぐるみを常に(それがたとえ仕事の打ち合わせ中でも)持っており、「コン次郎を抱いて、ベッドで休むのが至福のひと時」らしい。
彼女曰くコン次郎は「孤独だった私を慰めてくれた初めての友達」「代わりのいない家族」であり、コン次郎を「古びたぬいぐるみ」呼ばわりした上「買い替えてあげようか」と無神経な発言をしたミツルギに対して激怒していた。
疲れた時などは自室に篭ってコン次郎と腹話術で会話している(その際、リアの表情も変化している)が、その様子を見ていたエーリカ達からは「痛い子」扱いされ、ぬいぐるみと話すのが趣味であると認識されていたりする。
とある事故によって記憶を失っており、自分の本名さえも覚えていない。
「リア」というのは踊り子としての芸名であり、エーリカ達に誘われて踊り子になった際につけたものらしい。
彼女が踊り子をしているのは、好きな歌と踊りを続けることが記憶を取り戻す糸口になるかもと考えているためである。
正体※ネタバレ注意
実はカズマやミツルギ同様、彼女は日本からの転生者である(ストーリー第1部第8章で判明)。
転生する前は無名のアイドルグループの一員だったようで、彼女曰く「大勢いるグループの一人でしかないから名前を言ってもわからない」とのこと(そのため彼女の本名は現段階では不明)。
歌うことが大好きだったが、喉の病気に罹ったことで声が出なくなってしまい、そのことを悲観していた時に追い討ちをかけるように交通事故に遭い死亡、転生した。
転生時の特典としてカズマがアクアを、ミツルギが魔剣グラムを選択したのに対し、彼女はキーボード型の魔道鍵盤を選択している。この魔道鍵盤は普通のキーボードとしても使える(彼女はこれでアクセルハーツの楽曲の制作を行なっている)他、音の魔力による障壁を展開して敵の攻撃を防ぐことができる。
カズマやミツルギ同様、転生前にアクアと対面していたが、互いにそのことをすっかり忘れていた。
転生後は高校時代、薙刀部だったことから職業としてランサーを選択。
着々とレベルを上げていったが、ある時馬車の移動中にモンスターの襲撃を受け、馬車から放り出され崖から落ちた際に記憶を失くしてしまったという。
その後、踊り子を目指すシエロやエーリカと出会いアクセルハーツを結成し、今に至っている。
余談
このファンの生放送の際、アクセルハーツメンバーの中の人が実際に作中の踊り子衣装を着ている回がある。
特にリア役の河瀬茉希氏の青手袋(軍手等で見られる指先のボチボチ付きの親切設計)や青ブーツは際立っている。