「見た目はクール。中身はホット!リアでほっと一息ついてねっ!!」
CV:河瀬茉希
概要
アクセルの街を中心として活動している踊り子ユニット・『アクセルハーツ』のリーダー。
カズマ達同様に冒険者でもあり、冒険者としての職業は『ランサー』。
誕生日は7月4日。この日はアクセルハーツの結成日でもある。
人物
真面目な努力家で、一癖も二癖もあるシエロとエーリカをリーダーとして上手くまとめる他、アクセルハーツの楽曲の制作も担っている。
ダクネス同様基本的に男性寄りな口調で話し、凛とした雰囲気も相まって一見クールな印象を受けるが、その内には踊り子活動に対する熱い想いを秘めており、シエロやエーリカに対する仲間意識も強い。またカズマの入れ知恵をすんなりと信じたりするなど、ピュアな一面もある。
歌を得意とするが、笑顔で可愛いポーズをとったり自己紹介するのは苦手。
踊り子活動で知名度を上げつつある彼女だが、ランサーとしての実力も確かで、本人曰く「腕試しで槍の大会に出て優勝した」との事。
その一方でゲームリリース初期のイベントストーリー『トロール襲来!〜戦う踊り子撮影会〜』では「戦う姿を見せて、ファンが減ってしまわないだろうか」と懸念していたりもする。もっともこの懸念は杞憂に終わっており、ファンを歓喜させたのみならず「クールで凛々しく、戦える踊り子」としての自身の方向性を確立した。
日々エーリカのワガママやシエロの男性恐怖症に悩まされており、苦労人である事が窺えるが、逆に自分の事になると無頓着でだらしなくなりがちになる。
特に部屋の掃除が苦手であるため部屋が非常に汚い事については周りにも注意される程で、
- 座るどころか足の踏み場もない
- 空き瓶やお菓子のゴミが散乱、お椀の中のスープは凝固していても放置
- 食べかけのお菓子に蟻が集る(本人は「蟻だって食べないと生きていけない」と全く気にしていない)
- 家が臭くなるレベルの腐臭を放つ程、飲み物も放置
- 下着など、服も脱ぎっぱなし。冒険用の装備や衣装が行方不明になる事もしばしば
……といった具合に彼女の部屋は汚くなっている事が多い。その酷さはシエロに「ゴミの廃棄場」と喩えられる程。
そんな部屋で寝起きしているためか、魔王軍幹部候補のダニエルにアクア共々拉致されカズマ達に救助された際は、部屋の汚さで無事を確認される有様だった(その際、彼女と共にいたアクアは「綺麗にしても綺麗にしてもゴミが増え続ける」と嘆いていた)。
当の彼女は掃除が苦手な事については自覚しているのだが一向に治る気配はなく、むしろ「今はまだ片づいてる方だ」「今度の休みには必ず掃除する」と言い張っては掃除する事を避けている節があり、その度にシエロやエーリカに叱られては掃除を強制させられている。
ちなみに炊事洗濯は普通に出来るらしく、単に掃除が苦手なだけの様子。しかし、2023年のバレンタインで登場した☆4【奮闘パティシエ】のカードイラスト及びその時のガチャストーリーでは、チョコ作りの際に厨房の机をこれでもかと言わんばかりに汚してしまっている描写があり、エーリカには「チョコ作ったあとって普通、こんな戦場みたいになるもんだっけ?」と突っ込まれている。
いつからか“コン次郎”という名の狐のぬいぐるみ(下部画像参照)を常に(それがたとえ仕事の打ち合わせ中でも)持っており、「コン次郎を抱いて、ベッドで休むのが至福のひと時」らしい。
彼女にとってコン次郎は「孤独だった私を慰めてくれた初めての友達」「代わりのいない家族」であり、アクセルハーツ以上に大切な存在である。更にコン次郎を「一人」とカウントしたり、「コン次郎はいわば四人目のアクセルハーツだ」とさも当然の様に言うなど、彼女の言動からはその愛の重さが垣間見える。
それ故かコン次郎を「古びたぬいぐるみ」呼ばわりした上、「買い替えてあげようか」と無神経な発言をしたミツルギに対しては声を荒げて激怒し、挙句の果てには「こんなやつと話すのはごめんだ!」と言い放つ程であった。
疲れた時などは自室に篭ってコン次郎と腹話術で会話しているが、実質彼女の一人芝居であるため、その様子はかなりカオスである。
その光景をシエロと共に偶然にも見てしまったエーリカは、「このままじゃ、リアがおかしくなっちゃう」と危機感を覚えており、また何処からその事を知ったのか、めぐみんにも『ぬいぐるみと話すのがプライベートな趣味』と認識されている。
ぬいぐるみであるコン次郎を「孤独だった私を慰めてくれた初めての友達」と言い、シエロとエーリカを「初めてできた仲間」と語っている事から、彼女はアクセルハーツとしての活動を始めるまでゆんゆんとはまた別の意味でぼっちだった疑惑がある。
なお、先述した掃除の際にはどういう事かコン次郎が行方不明になってしまい、せっかく掃除を終わらせてもコン次郎を探すために綺麗になった部屋を荒らしてしまうという、本末転倒な結果を自ら招いている。
また2024年のエーリカの誕生日エピソードでは“コン三郎”なるコン次郎の亜種と思われるぬいぐるみをエーリカにプレゼントしており、コン次郎以外にもぬいぐるみを持っていることが発覚した。
実はとある事故によって事故以前の記憶を失っており、自分の本名さえも覚えていない。
“リア”の名前は踊り子としての“芸名”であり、エーリカ達に誘われて踊り子になった際に自ら名づけたものらしい。
彼女が踊り子をしているのは、「好きな歌と踊りを続ける事が記憶を取り戻す糸口になるかも」と考えているためである。
容姿
黒髪ロングの美少女。瞳の色は緑。身長はカズマ(165cm)と同じ程度であり、またスタイルも整っている。
アクセルハーツとしてのメンバーカラーは青。そのため踊り子衣装(下部画像参照)は勿論、冒険者としての衣装も青や水色を基調とした物を着用している。
強さ
槍技をメインに使用。必殺スキルをはじめ、防御力上昇やダメージカットといった性能を持つ技が多く、またHPや防御力も高いため、バトルではサポート役や盾役としての活躍が期待出来る。専用武器は『メロディランス』。
必殺スキル
- 護りのプレリュード
「届けたい、この歌を……」
最初から使用可能。(Ⅱ)の効果はゲーム内システムの「古代の試練」で[奥義獲得の祠1]を解放する事で選択可能となる。
(Ⅰ)味方全員の物理防御と魔法防御を大アップ&必殺スキルゲージを中アップ。
(Ⅱ)味方全員への全属性ダメージを中カット&敏捷性を中アップ。
- 水のラプソディー
「流れるようなステップで!」
ゲーム内システムの「古代の試練」で[奥義獲得の祠2]を解放する事で使用可能。(Ⅱ)の効果は[奥義獲得の祠3]を解放する事で選択可能となる。
(Ⅰ)敵全体に260%の水属性物理ダメージ&味方全員を小回復&スキルのチャージタイムを中回復。
(Ⅱ)敵全体に279%の水属性物理クリティカルダメージ。
- 禁断のノクターン
「月夜に捧ぐ、この旋律を……!」
☆4【禁断の冒険者】リア専用必殺スキル。
敵全体に245%の地属性物理ダメージ&味方全員の物攻を中アップ&攻撃時に追加で地属性固定小ダメージを与える(8秒)。
ノベライズ版
ゲーム第1部のストーリーをベースとしているノベライズ版でも、メインキャラクターとして登場。物語の中心人物となっている。
また、イラストレーターの三嶋くろね氏による折り込みイラストにもリアが描かれており、リア好きには必見の一枚である。
余談
『このファン』の生放送の際、アクセルハーツメンバーの中の人が実際に作中の踊り子衣装を着ている回がある。
特にリア役の河瀬茉希氏の青手袋(軍手等で見られる、指先のボチボチ付きの親切設計)や、青ブーツは際立っていた。
関連イラスト
関連タグ
このすば!の登場人物一覧 この素晴らしい世界に祝福を! アクセルハーツ
この先、ネタバレ注意
メインストーリー第1部7章終盤で、リアは記憶を取り戻す。
その後の8章で彼女はカズマとアクアを自室に招いた上で、家族や故郷について心配する二人に衝撃の事実を明かした。
「……この世界に、親はいない」
「率直に言おう。私は、日本からこの世界に転生してきたんだ」
実はカズマやミツルギと同様、彼女もまた日本からの転生者であった。
転生する前は無名のアイドルグループの一員として活動していた彼女。
歌う事が大好きだったが、アイドルデビューが決まった矢先に喉の病気に罹った事で声が出なくなってしまう。それを悲観していた時、追い討ちをかける様に交通事故に遭い死亡、異世界へと転生したのだった。
ちなみに本名については「大勢いるグループの一人でしかないから名前を言ってもわからない」「本名なんてどうでもいい」と語っているため、現段階では彼女の本名は不明である。
転生時の特典としてカズマがアクアを、ミツルギが魔剣グラムを選択したのに対し、彼女はキーボード型の『魔道鍵盤』を選択している。この魔道鍵盤は普通のキーボードとしても使える(彼女はこれでアクセルハーツの楽曲の制作を行っている)他、音の魔力による障壁を展開して敵の攻撃を防ぐ事が出来る。
カズマやミツルギ同様、リア自身も転生前にアクアと対面していたが、互いにその事をすっかり忘れてしまっていた。
冒険者として転生した後は、高校時代に薙刀部だった事から職業としてランサーを選択。
着々とレベルを上げていったが、ある時馬車の移動中にモンスターの襲撃を受け、馬車から放り出され崖から落ちた際に記憶を失くしてしまったという(ちなみにこの段階で、既にコン次郎を持っていた)。
その後、踊り子を目指すシエロやエーリカと出会い、アクセルハーツを結成。二人と共に踊り子活動を始め、本編に至っている。
追加の関連タグ
同じ日本からの転生者。その立場上、二人とは関わる事も多い。