概要(HEADSPACE)
プロフィール
年齢 | 12歳 |
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生年月日 | 2月18日(みずがめ座) |
武器 | なし |
好きな物 | ガーデニング、写真撮影 |
苦手な物 | ??? |
イメージフラワー | ひまわり |
容姿
パステル調に描かれており、ふわふわのシーグリーン色の髪に花冠をかぶり、白いワイシャツと青いオーバーオールを着ている。目は水色。
愛用のフォトアルバムをいつも持ち歩いている。
人物像
森の奥に住んでいる、OMORIたちのお友達の男の子。
このゲームのヒロインと言っても過言ではない。
性格はよくも悪くもいえばお花畑。底抜けに明るく前向きで、人を傷つきたくなくて仲間から何度小言を言われても戦闘力を身につけない。
大事なものをいつまでも大事にしてしまう性格だから物をなかなか捨てないらしい。
ある日彼は突然みんなの前から消えてしまう。なんとか彼を探し出すことはOMORIたちは旅に出るきっかけとなる。
同時に、彼とよく似た影が時々OMORIの前に現れるようになるが…?
関連タグ
OMORI(キャラクター) AUBREY(OMORI) KEL(OMORI) HERO(OMORI) MARI(OMORI)
概要(FARAWAY TOWN)
プロフィール
容姿
金髪碧眼。服装はカーキ色のショーツと白いシャツの上に苔色のベストを着けている。左耳の上に一輪の花を髪飾りにしている。
人物像
病気の祖母と祖母付きの看護師のPOLLYと共に暮らす少年。POLLY曰くBASILは幼い頃に両親から祖母に預けられており、両親はいるにはいるものの二人が忙しくてBASILにほとんど関わらないらしい。
彼の性格はとてつもなく弱気で後ろ向き。極めて根暗で引っ込み思案、まるでナーバスな小動物のような人物。様々な意味でHEADSPACEの彼とは真逆な印象を与える。
なぜかAUBREYに毛嫌いされており、彼女に取られた「とある物」を取り戻して欲しいとSUNNYとKELに協力を頼む。
なお、二人の仲違いの原因になった「とある事件」以来AUBREYに場所構わず嫌味を言われるようになったせいで、まったく無関係な人も暴言吐きに乗っかってしまいBASILは学校でもイジメの対象になったらしい。
フォトアルバムの写真に添えたノートでは、4年前のBASILはSUNNYを落ち込んだ時に愚痴を聞いてくれる心優しい友達、六人の友人の中では最年少だから守らなくちゃいけない存在などと述べている。
今もSUNNYに対してとても強い執着を抱いている。
関連タグ
SUNNY(OMORI) AUBREY(OMORI) KEL(OMORI) HERO(OMORI) MARI(OMORI)
BASILの持ち曲「A Home For Flowers」には4つほどバリエーションがある。
※以下現実世界(FARAWAY TOWN)パートのネタバレ(残り2日まで)があります。
ゲーム中の活躍(ネタバレ注意)
引越しまであと3日
SUNNYがKELに外に連れ出された場合、AUBREYにかつて取られたものを返してもらおうと頼んでいるところでばったり再会してしまう。
その取られたものとは「愛用のフォトアルバム」で、SUNNYとKELがアルバムを回収して(数枚の写真が抜かれているものの)無事にBASILの元に返すとPOLLYの提案で一緒に晩御飯を食べることに。
一緒にアルバムを見た少年たちは無くなった写真がMARIが写っているものだと確認し、KELはこれらもきっと取り戻すと誓う。
晩御飯を待っている間にBASILの家を見て回りベッドに眠っているBASILの祖母を見たSUNNYにBASILは話しかけようとするが上手く会話を繋げることができず、最後にフォトアルバムをSUNNYに託す。
これらのイベントでは、BASILはもうKELとの友情が自然消滅していると思い込んでいることと、BASILの祖母は現在寝込んでおりいつ寿命を迎えても不思議じゃないような深刻な状態だということが判明。
また、BASILは昔の楽しかった頃のような日々になることを望んでいることも。
しかしBASILとPOLLY、SUNNYとKELの四人で晩御飯を食べている途中。
KELが軽い気持ちでSUNNYの引越しを触れると、ショックを受けたBASILはテーブルから立ち上がりトイレに逃げ込んでしまう。
SUNNYが心配で追いかけて目撃したものは、パニック発作を起こしたBASILが呪文のように「Everything is going to be okay(絶対に大丈夫だよ)」と繰り返し呟く、狂気じみた光景。
そしてBASILの周りには黒い染みみたいなSOMETHING(ナニカ)が広がっている…。
BASILがSUNNYにこのSOMETHINGが見えるんだと確認するとSUNNYは逃げてしまい、BASILは「いかないで」と喚きながら取り残されてしまう。
引越しまであと2日
BASILは午前中公園にうろついている。話しかけると、昨晩の騒ぎをお腹が壊したと誤魔化している。
後にSUNNYとKELはPOLLYにBASILを見つけるように頼まれ、公園の奥の秘密基地から彼の叫び声を聞いて駆けつける。
すでに池に遊んでいたTHE HOOLIGANSは踏み入れたBASILに帰るように頼んだが、そこでBASILはいきなり泣き叫んでいたことでAUBREY一行はうろたえるのだった。
しかし駆けつけたKELは案の定BASILがまたいじめられていると誤解してしまい、AUBREY一行に喧嘩を挑む。取り乱したBASILはそのまま埠頭まで撤退する。
喧嘩の末にTHE HOOLIGANSのメンバーたちは呆れて場を後にするが、一人残ったAUBREYは埠頭に追い込まれてしまい、どうしてほっといてくれないのか、KELも立派ないじめっ子じゃないかと泣き崩れてしまう。埠頭の端から駆け寄ったBASILだったが、感情爆発したAUBREYは彼を突き放す…が、うっかり勢い余った結果、BASILはそのまま埠頭から池に落ちてしまう。
KELは唖然とするAUBREYを押さえ、SUNNYは溺れる恐怖と戦いながら泳げないBASILを助けようと池に飛び込むが、最後に二人を助けるのは大学から帰ってきたHEROだった。
目を覚まさないBASILはHEROに担がれ、SUNNYたちに家まで運ばれて無事ベッドに寝かされるのだった。
その夜、突然具合が悪化したBASILの祖母は病院に運ばれる…。
※以下精神世界(HEADSPACE)パートのネタバレ(残り2日まで)があります。
その一方、夢の中でOMORI一行は夢の世界を片っ端から探していたのに、BASILの行方のヒントをひとつも見つかっていなかった。
それどころか、昨晩も今夜も別の事件に巻き込まれてしまい、あまりのハプニングについつい目的を見失いそうになってしまうのだった。
そしてJAWSUMから開放されたパーティは、BASILの顔がもう思い出せないのだと自覚してしまう。
BASILと答えを求めてDEEP WELLに向かったOMORIたちだが、そこにある珊瑚から衝撃の真実を聞かされてしまう。
夢のBASILがいなくなったのは、彼が精神世界から封印された「真実」に触れたせいで、その封印の向こう側に飛ばされてしまったとのこと。
そしてこれは初めて起きる危機ではなく、何度も何度もBASILが「真実」に触れていなくなってしまい、そしてOMORIたちが彼を探し回ることになり、BASILの救出に成功した(OR道のりにパーティ全滅になった)OMORIはSUNNYの精神崩壊を防ぐために夢の世界をリセットしているのだと。
さらに、リセットを繰り返す度に「真実」は精神世界の表側に侵食していき、BASILの消失時点が毎回早まっていくらしい。
「真実」に深い関わりを持つBASILは自然に「真実」に引き寄せられてしまい、今のままではOMORIにさえ引き止めることができない、「真実」の侵食はWHITE SPACEにまで進んでしまいかねないのだと…。
諦めずBASILを求めてHUMPHREYの胃袋に踏み込んだOMORI一行だったが、そこではAUBREY・KEL・HEROの三人はBASILのことを完全に忘れてしまう。
最後の手がかり・黒いキーボードの鍵を集めハングマンのヒントを解明したOMORIは、今となって朽ち果てたBASILの家に戻り、仲間の忠告を無視して黒い染みの中へ飛び込むと…。
WELCOME TO BLACK SPACE
ゆめにっきめいた黒い空間「BLACK SPACE」に飛び降りたOMORIは何度もBASILを見つかったと思いきや、毎回そんなBASILは首を刎ねられたり真っ二つに切られたり生きたまま蜘蛛に食べられたりとショッキングな死を迎えてしまう。
BLACK SPACEに何処も彼処もBASILらしき影「STRANGER」もうろついており、彼からOMORIはこう聞かされる。
SUNNYを守るために真実を封印するにあたり、真実に深く関わったBASILは二つの存在に分けられてしまった。
OMORIの探す夢のBASILとは真実から切り離された、「四年前の事件」前のSUNNYの知っていたはずのBASILというイメージがベースになっており、「真実」を知っていてSUNNYが知っていたはずのBASILのイメージに合わせられないBASILの部分がSTRANGERになっている。
またSUNNYを真実から守る役割の(STRANGERいわく「呪われし器」の)OMORIはBLACK SPACEをどんなに探しても「真実の救い」を手に入れることはできない。
BLACK SPACEの中心にたどり着いたOMORIはやがて本物の夢BASILに出会うが、そんなBASILは黒い染みに半分吸い込まれており、囚われたままOMORIの赦しを乞う。
ここで、OMORIの行動は現実世界のSUNNYの今までの行動によって決められる。
もしもSUNNYがKELの誘いを無視したことがあるなら、OMORIは夢BASILを染みの中から引っ張り出す。
しかし自棄になったSTRANGERはそのままSUNNYをBLACK SPACEに吸い込み、真実と向き合えない彼を咎めながら猛攻撃し、打ち負かされるSUNNYはBLACK SPACEよりさらに深くトラウマの赤い空間「RED SPACE」に吸い込まれてしまう。
そこでOMORIは現れて、SUNNYを救い出しす。
OMORIはBASILを連れて赤い手の力を借りて残り四人の友達の眠るNEIGHBOR’S ROOMに帰る。そこでHEADSPACEをリセットするためにOMORIとBASILも眠りにつく。
以後BASILはもう二度と真実に引き寄せられないようにMARIと一緒にピクニックシートに残るように設定され、OMORI一行は再び夢の冒険に出られる平和を取り戻す。
しかしSUNNYがKELの誘いを二回も受けた場合、本来の役目を失ったOMORIは自分の手で夢BASILにとどめを刺してしまう。
そしてOMORIはRED SPACEの王座に座り、SUNNYに夢を卒業するための最後の試練を与える準備を進める。
※以下トゥルールートの最後の日及びエンディングの重大なネタバレがあります
引越しまであと1日
AUBREYの話を聞きに行ったSUNNYたちは彼女からBASILとの仲違いの原因を聞く。
MARIの死後SUNNYがひきこもるようになり、HEROがうつ病から立ち直り始めた途端勉強に没頭しKELもスポーツ仲間とばかり遊ぶようになったためAUBREYは一人ぼっちにされた。
そんな彼女は必死にBASILに頼み込み彼の家で二人で勉強する予定だった日、BASILがふと部屋を離れた時にフォトアルバムが視線に入ったことで懐かしくなり、昔の写真を見ようと思いアルバムを手にとった。
しかしアルバムを開けたら、すべての写真は黒マーカーで塗りつぶされていた。
BASILの仕業だと思ったAUBREYは彼が狂ってみんなの大事な思い出を汚したのだと確信してしまい、アルバムを彼から保護しようとそのまま持ち帰り丁寧に写真をきれいにした。
どうしてもそんな裏切りを許せなかったAUBREYは場所構わずBASILの悪口をするようになり、やがて彼が学校イジメを受ける原因を作ってしまった。
AUBREYの話を聞いたHEROは、BASILもほかのみんなと同じようにMARIの死で参っていたことが行動の原因と想定することで、BASILを池に突き落とす事故を後悔するAUBREYにBASILを許してもらう。
そこでAUBREYは昨日の事故を謝るために仲直りした仲間と一緒にBASILの家に向かったが、POLLYによるとBASILは祖母の見舞いに行っており午後までは帰らないのだという。
SUNNYたちは午後に戻るが、病院から帰ったBASILは部屋から出てこない。
HEROは彼に声をかけ、AUBREYも昨日の事故と今まで彼に悪態をついていたことも謝るも空しく、BASILは返事をしない。
BASILのことを心配したSUNNYたちはPOLLYに泊まる許可をもらい、居間に寝る。
真実
眠りに落ちたSUNNYは自らWHITE SPACEに入り、BLACK SPACEを封印する黒い電球を壊しMARIの死の真実を思い出す。
SUNNYは幼少期にヴァイオリンを習っていたが、成長につれて楽器から離れた。
しかし四年前、クリスマスに友達から新しいヴァイオリンをもらったSUNNYは、MARIと一緒に練習するようになり、やがて二人だけのリサイタルを10月に開く予定もした。
しかしSUNNYは完璧主義者のMARIのペースについていけず、リサイタルの日に不満を抑え切れなくなったSUNNYは家の二階からヴァイオリンを投げ落とす。
それを見たMARIは駆けつけてSUNNYを叱り始めたが、そこから二人が口喧嘩を繰り広げることに展開してしまった。
丁度その時BASILは二人の家に訪ねており、居間のドアを開けると怒鳴りあう声に釣れられて階段のしたから見ていた。
つい熱くなったSUNNYはMARIを強く押したが、偶然角度が悪かったこどでMARIはバランスを崩し頭から階段を転げ落ちて、最後に壊れたヴァイオリンの真上に落ちてしまった。
まさか階段から突き落とすことなんてつもりじゃなかったSUNNYは一瞬で我に帰りMARIの傍に駆けつけたが彼女は反応しなかった。MARIが落ちた衝撃から意識を失ったのかと考えたSUNNYはMARIをベッドに運んだが、目を開けていた彼女を見て既に死亡していたことに気づき、自分の手で最愛の姉を殺してしまったことを知り取り乱す。
しかし部屋まで追って来たBASILはSUNNYを守らなくてはいけないと立ち上がる。
たとえ事故でも己の親友が姉を殺せるなんてどうしても信じたくなかったBASILは、「SUNNYの後ろに立っていたSOMETHING(ナニカ)」を真犯人として妄想して、SUNNYに「Everything is going to be okay(絶対に大丈夫だよ)」となだめた。
そしてBASILは提案した。
SUNNYに罪を問われないように、MARIの死を首吊り自殺に偽装することを。
BASILとSUNNYは血まみれの壊れたヴァイオリンをおもちゃ箱の中に隠し、その鍵をツリーハウスに隠した。
そしてMARIの遺体を裏庭に運び、ジャンプロープを使って彼女を大きな木に吊るした。
家に戻る途中にふと見返ると視線に入ったのは、日差しで黒い影になっていたMARIのシルエット。彼女の髪で見え隠れする空けたまま目がSUNNYの心に焼き付いており、彼を今も付きまとうトラウマの具現化にして幻想・SOMETHINGとなった。
BASILはこの幻想を空想の真犯人のSOMETHINGを妄想するのに加え、階段の元で床に広げていたMARIの黒髪が彼自身にしがみ付く黒い染みのSOMETHINGとなってしまっている。
MARIの死因を自殺に偽装すれば、SUNNYは守られ、今までの楽しい日々がきっと続くと信じて疑わなかったBASILだったが、現実は違った。
MARIを殺した罪悪感とBASILの指示に従い遺体を弄んだ更なるトラウマでショックを受けたSUNNYは塞ぎ込むようになってしまう。
BASILはなんとか彼に元気づけようと昔の写真を見せたが、自分で壊してしまった幸せな光景に耐えられなかったSUNNYは黒マーカーで写真を塗りつぶしてしまい、引きこもるようになった。
それだけではなく、HEROはMARIの死のショックでうつ病状況に陥る。KELはそんな兄を見かねて世話することで手一杯になり友達と遊ばなくなる。そして塗りつぶされた写真を見て誤解を受けたAUBREYはBASILを嫌うようになった。
BASILが昔の幸せを守ろうとすればするほどSUNNYを傷つけ、幸せが指からすり抜けてしまうのだった。
MARIの死因をやっと思い出したSUNNYは真夜中に目を覚ましてしまう。
この時点で彼の取れる行動とはBASILの家を探索すること、それとも二度寝することである。
二度寝をした場合、SUNNYは後で目を覚ました時にはBASILが自殺している。
何も出来ないSUNNYは家に帰り、ナイフを拾うか否かでエンディングは分裂する。
しかしSUNNYが家を探索してBASILの部屋に入ると、BASILと最後の解決がはじまる。
昔の親友と二人きりになったBASILはSUNNYに愛憎ごった煮の感情をぶつける。
SUNNYがやっと自分の元に帰ってくれた嬉しさ。SUNNYの引越しを裏切りと受けていること。SUNNYがいつも遊んでくれた明るいBASILと姉の遺体を弄んだBASILを同じ人だと解りたくなかったように、BASILも親友だった「いい子」のSUNNYと姉を殺せるような「悪い人」を切り離したかったこと。
BASILはSUNNYが姉を殺したことや写真を塗りつぶしたことを他人にあえてバラさなかったことを指定し見返りの要求と同時に今からでもバラせる脅しを仄めかし、ずっと一緒にいて欲しかったと告白する。四年間溜め込んでいた愛と怨みと寂しさと狂気をすべてSUNNYにぶつける。
そして二つのSOMETHINGを幻覚したBASILはSUNNYを守ってあげると誓い、無理心中を計らいハサミを手に取りSUNNYを攻撃する。
ボス戦の中でSUNNYはMARIから覚えた落ち着き方をひとつずつストレスで使えなくなり、BASILを殴りはたくもやがてBASILに右目をハサミで潰されてしまい、二人は疲労でぶっ倒れ、争う音を聞いて駆け込んだ友達に病院に運ばれ命拾いをする。
グッドエンディングの最後で、
精神世界で「ある行動」をやり遂げていれば、最後にBASILの黒い染みのSOMETHINGが消え去り、彼が目を覚ましてSUNNYに微笑むアニメーションが流れる。
更なる余談
- BASILが自分のイメージフラワーにひまわりを設定した理由とは「いつも太陽(SUN)に向いていて自分もそうで在りたいため」でSUNNYのデフォルト名にちなんでいると思われる。
- 走馬灯のロードの雨の日シーンから判断すると、BASILは四年前SUNNYがAUBREYのことを気になっていたことに気づいていたようだ。