「……眩しい」
「……そして熱すぎる」
概要
使徒聖の第九席。『天獄』の二つ名を持つ巨漢。身長二メートルをこえる上背に、重量百キロをはるかに超える隆々と膨れあがった筋肉の鎧を誇る全身に脱獄したての囚人じみたボロボロの衣服をまとい、首から上をフードで覆い隠している。
二つ名の由来ともなった帝国が捕獲した魔女と魔人を繋ぎとめる地下の獄天獄の門番役。
人物像
基本的に無言で口調はたどたどしい人物。門番を務める天獄が極寒であるためか外の眩しさと暑さに辟易している。
能力
その肉体は、過剰なる熱量変換によって摂取物から得られる熱量の変換効率が常人の十倍以上であるが故に、常人と同じ食事をとると栄養のとりすぎで肉体が無尽蔵に膨れ上がってしまう天恵の筋肉増強剤(アナボリックステロイド)である。
また鍛錬も常人が鍛えるのと同じようにすれば鍛えすぎで肉体が自壊してしまう。陸に揚がったクジラが自重で潰れてしまうのと同じ現象が、彼の肉体には起こり得る。
それ故に鍛錬は不要。まさにあらゆる薬物(ドーピング)を凌駕する筋肉成長作用を持つ無類無双の肉体なのだ。