細音啓
さざねけい
神奈川県出身。子供の頃から小説や漫画、ゲームが好きで特にミステリー小説を好んでいた。小学校5年生に『フォーチュンクエスト』、小学校6年生に『スレイヤーズ』がライトノベルに出会ったきっかけ。
大学一年生の頃から他人に読ませることを意識し小説を書き始める。大学二年、の終わり頃からノートパソコンで一太郎16のソフトで執筆している。
『黄昏色の詠使い イブは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞《佳作》を受賞し、同作でデビュー。
主な作品のジャンルはファンタジー。独特な世界観を舞台としたストーリーに定評があり、公式サイト内で作品の用語や世界観の解説も行っている。
一部の作品を除き、全作品が並行世界としてリンクしており、各作品に同じ名前を持つ別人がいたり、各作品を股にかける人物などもいる。
それらに共通する根底として、『セラの庭園』と呼ばれる世界の始まりの場所が存在し、『セラの庭園』は世界によってその形と名前を変えるというもの。同じ名前の『セラの庭園』を有する世界は世界観としては近い立ち位置にある。もう一つの根底は『セラフェノ音語』という、独自の神秘的な言語を有する。
尊敬している作家は秋田禎信を挙げている。
またpixivに自身の描いたイラストの投稿も行っている。イラストを描くことは元々は得意ではなかったらしく、少しでも自分のイメージを編集者さんやイラストレーターに伝えられるようにイラストの練習を始め、徐々に上達していったという。
2020年秋には自身の作品では初となる『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』がTVアニメ化された。
2020年から小説投稿サイトカクヨムで『神は遊戯に飢えている。』を連載開始。2021年に書籍化。
第33回ファンタジア大賞からは選考委員も務めている。