メルカトル鮎
めるかとるあゆ
長編小説には向かない探偵。
概要
麻耶雄嵩の推理小説、メルカトルシリーズに登場する銘探偵。また、メルカトルシリーズのイラストのタグにも使われる。
何度も言いますが名探偵ではなく銘探偵。
タキシードに蝶ネクタイ、黒マント、ステッキ、シルクハットという格好をしている。
"基本的に長編には向かない"迅速な推理洞察力を持つ、いわばチート級。
短編におけるワトソン役は売れないミステリ作家・美袋三条。
人物
推理能力は確か(美袋談)だが、傲岸不遜で傍若無人、死体を足蹴にするなど行動や性格に難がありすぎる探偵。
事件の解決よりも自分の利益を優先したり、初登場作品のサブタイトルが「メルカトル鮎最後の事件」だったりなど色々と破天荒。「メルカトル鮎」はもちろん本名ではなく、素性は謎に包まれている(長編でちらほらと断片が明かされている)。
短編で推理ついでに助手である美袋をいじる(いじめる)時はとてもイキイキとしている。
登場作品(刊行順)
『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』
『夏と冬の奏鳴曲』
『痾』
『メルカトルと美袋のための殺人』(短編集)
『鴉』
『メルカトルかく語りき』(短編集)