概要
ガイアレス(英語名:GAIARES)は1990年に日本テレネットから発売られたメガドライブ用の横スクロールSTG。
主人公の青年・ディアスがスペースアタッカーに乗り込み、ゼルデュオンが統率する反乱軍『ガルファー』に立ち向かう。
敵の攻撃方法をコピーして自分の武器に出来るWOZ(ウォズ)システムが最大の特徴。
登場人物
主人公サイド
- ディアス(英語名:Dan):本作の主人公で、『ガルファー』を阻止するためスペースアタッカーに乗る地球の青年。
- リュアーヌ(英語名:Alexis):ディアスを補助するナビゲーターの女性。
- ルディアナーサ(英語名:Natasha):リュアーヌの姉で連合星団『レザリュス』の女王。WOZシステムをディアスに供与すべく地球に向かった。
敵サイド
- ゼルデュオン(英語名:ZZ Badnusty):反乱軍『ガルファー』の首領。ガイアレスの最終ステージ(Mission 8)で自らロボットに乗りボスとして登場する。
ボス陣
ガイアレスの魅力の一つとしてボスキャラクターの多彩さが挙げられる。キャラクターたちのデザインにも日本テレネットならではのセンスが窺えるところがある。
- Mission 1:青い鳥人間の姿をした巨大ロボット『ガルーディア』。羽から火炎を投げたり、両手でエネルギーの玉を発射する。
- Mission 2:初めは貝型のメカが鉄砲を撃ってくるが、貝が破れるとその中から人魚の姿をした女性型ロボット『ディマリーナ』が出現する。真珠からの超音波ビームと尾ひれからの通常弾攻撃を仕掛ける。
- Mission 3:画面を半分も占める程に巨大な機械化死神の姿をした『デス・ゲットー』。釜を投げてきたり、左にワープした状態ではダメージを与えるのが困難。
- Mission 4:緑色のコア型メカ『ギュザリック』。動きを止めてから打ってくるリング型の弾丸が脅威。
- Mission 5:宇宙を飛び回るメカドラゴン『ゾーラディーン』。目、口、羽、両手から次々とビーム攻撃を仕掛ける。両手が壊れるとそこから二次攻撃が飛んでくるので注意が必要。
- Mission 6:女戦士の姿をした女性型巨大ロボット『ヴァルセイバー』。横歩きで近寄ってくる姿のインパクトはかなりのもの。盾の水晶ビームと剣を使って攻撃する。剣で攻撃するときに盾を下ろした隙を狙って攻撃しなくてはならないため長期戦になりやすい。
- Mission 7:Mission 1から6までのボスがボスラッシュ風に登場したあと登場する巨大なコア型のメカ『グアッツ』が本ボス。プレイヤーを阻んできた敵側のコントロールユニットで、上下からはレーザー、真ん中はビームかハンド攻撃を交互に仕掛けてくるので避けるのは至難の技。
- Mission 8:ゼルデュオン自ら緑色の女性型ロボットに乗り込みディアスと一騎打ち。ここではゼルデュオンもWOZシステムを使ってくるので、プレイヤーの武器状態がクリアの鍵となる。
無駄にエロすぎるパッケージイラスト
宇宙空間をバックに両手を広げて全裸で佇む美女の裸体を自機の機影で隠すという、やたらに扇情的なパッケージイラストが印象的。
当時のゲーム雑誌の広告やパッケージの表と裏と説明書内に同じイラストが載っているが、すべて裸体と機影の位置が違うという所に元絵の存在を感じさせる。
日本テレネットの会報誌「ゆーざーずぎゃらりーVol.16」では上半身が完全に露出したイラストが載っていたらしい。
この全裸の女性が何者であるかは不明。
身につけている装飾品からルディアナーサである可能性が高いが、髪の色はラスボスのゼルデュオンに近い。
どちらにしろ本編のヴィジュアルシーンと作画が違いすぎて同一人物に見えない。
本編にこのようなサービスシーンは一切存在しないため、パッケージ詐欺の代表格としても一部で有名。
海外版では色気の欠片もないパッケージイラストに差し替えられていた。