瓶詰の地獄
びんづめのじごく
瓶詰の地獄とは、夢野久作による小説のタイトル。
概要
昭和3年に雑誌『猟奇』に発表された、夢野久作の著作。
現在では角川文庫、ちくま文庫、創元推理文庫などにて入手することが出来る。
また夢野久作は1936年に没しており著作権が消失しているため青空文庫https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2381.htmlでも閲覧可能である。
海難事故により無人島に漂流し、最後には行方不明となった兄妹の残したメッセージボトルの内容を閲覧していく物語。
本編は三つの瓶に詰められた紙片に分かれており、それぞれをばらばらな順序で紹介していく形式となっている。
物語の全容は三つの手記の時系列を推測し並び替えることで一定の推察が可能だが、それでも不可解な点はあり一部読者間で考察が成されている。
ちなみに、小説としては極めて文章量は少ない。
2001年にはその内容からアニメ『シスター・プリンセス』の視聴者間で話題になった。