アンナ(このすば)
あんな
ここでは、ライトノベル及びテレビアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するキャラクターについて記載する。
概要
カズマ達が拠点としている屋敷に住む幽霊の少女。本名は『アンナ=フィランテ=エステロイド』。
元は屋敷に住んでいた貴族と、メイドとの間に生まれた隠し子。
その出自故に厄介者扱いされ、幽閉されながら育った。そして親の顔も愛情も知らないまま父親は病死、母親は行方知れずとなり、彼女自身もまた父親と同じ病に罹り幼くして命を落とした。
作中の動向
死後も成仏する事なく、父親が別荘として使っていたアクセルの街の屋敷に、自身に引き寄せられて集まった他の野良幽霊達と共に留まり続けていた。
そして、見かねた不動産屋がウィズに除霊を依頼した事がきっかけとなり、ウィズの代わりに除霊を請け負ったカズマ達が屋敷へ赴く事となった。
その日の晩、人形に憑依し動き回る事でカズマ達を脅かしたが、アクアが言うには「悪霊ではなく、寂しがり屋で構ってちゃんなだけ」らしく、実際のところ脅かしはしてもカズマ達に直接危害を加える様な真似はしなかった。
なお、アクアが他の野良幽霊達を全て除霊し、アンナに対しては彼女の気の済むまで相手をしてあげたため、幽霊騒動は解決となった。
以降は、幽霊ではあるがアクアからは例外で除霊を見逃され、そのまま屋敷に住み続けている(むしろアクアから、「エリスは融通がきかないから、出会わないように」と注意されている)。
なお屋敷の庭には、彼女の墓がひっそりと建てられている。
余談
そもそも街に幽霊が集まったのは、以前ウィズの代わりに墓地の霊達の除霊を請け負ったアクアが定期的に墓地へ行くのを面倒臭がり、それならいっそ霊が来れない様にすれば良いと思い墓地全体に巨大な神聖結界を張ったため、結果として行き場を失った霊達が街に逃れてきたのが、原因だったりする(要はマッチポンプ)。