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JR東海飯田線下山駅と伊那上郷駅間は電車に乗れば5駅6キロの距離だが、直線距離にすればわずかに2キロであり、途中の飯田駅で長時間停車もあり、通常普通電車はこの区間を20分ほどかけて運行する。

つまり、2キロという距離を20分(電車によって差があるが)以内で駆け抜ければ、先を走る電車に追いつくということになる。オリンピック代表クラスのマラソンランナーのペースで走れば約6分前後だが、そこまでいかなくても成人の男女なら充分走りきれるペースである。ちなみに、下山駅から向かうと勾配になり、逆はもちろん下り坂で、下山駅からの方がキツい。

そのため、両駅で電車に(この路線はローカル線であり1時間あたりの平均本数1本以下であり、通勤通学ではおいそれと「次の電車に乗る」ことはできない)間に合わなかった場合、下山と伊那上郷それぞれ目指して駆け抜ける「下山ダッシュ」が展開される(伊那上郷を目指す場合は「伊那上郷ダッシュ」だろうが、後述作品の影響からか、下山ダッシュで定着した)。

地元人以外では知る人ぞ知る裏技だったが、これを世に知らしめたのが、究極超人あ~るのOVA版であーる達が下山駅で下車して、伊那上郷目指して走り、追いついたというストーリーであった。後に鉄道誌「旅と鉄道」や関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」でこの描写を際限し実際に出来る事を証明して見せた。

以降、あーるファンや鉄ヲタなどが、この地に足を踏み入れては電車との追いかけっこを繰り広げることとなる。

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