星晶(キミ戦)
せいしょう
『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』に登場する用語で特殊な鉱石。
概要
星の中枢に存在する星霊エネルギーを蓄える特殊な黒い鉱石。星霊の力を絶縁する空間・再現結界『星の中枢』 を生み出す力を持ち、あらゆる星霊の力が通じない。
ただ強度はそれほどでもないどころか元々とても脆く、星霊によらぬ物理的な力には致命的に弱い。
この星晶を十分な強度にする加工技術を持つのは、大陸の限界領域に住む民族『星の民』のみである。
ネタバレ
ここから先は10巻以降の重要なネタバレが含まれる為、閲覧注意。
その正体は、人間に宿れなかった星霊たちが集まり何百年かけて結晶化した星霊の集合体。
星霊は個で存在できないが故に人に宿った。故に人に宿れなかった星霊たちが存在を維持するために互いに寄り集まった結果できたのが星晶だったわけである。
なぜ黒い鉱石になったかというと、ユンメルンゲン曰く色の三原色のようなもので赤や青や緑、黄色や橙、紫といったこの世に存在する無数の色を足し合わせれば、黒になる。
つまり多くの星霊たちが集まれば集まるほど完全な黒の結晶――すなわちより純度の高い星晶が生まれるというわけである。
そして、その最も多くの星霊が集まってできた完全な星晶から生み出された完成形が黒鋼の星剣である。