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天帝ユンメルンゲン

てんていゆんめるんげん

天帝ユンメルンゲンは「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」の登場人物である。
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概要編集

CV:悠木碧

天帝国の君主である「天帝」

表向きは九代目とされているが、その実、 表舞台に出ていた天帝は全員が影武者であり 本物のユンメルンゲンは百年前より一度として代わっていない。


人物編集

その正体は銀色の獣人のような姿をした少年の外見をしている。


彼の正体を知る者は、天帝国の中でも影武者を含めごく一部であり、天帝直属の護衛である使徒聖ですら知る者はわずかであり、使徒聖の第十一席だったイスカも知らなかった。


気まぐれな性格で八大使徒の行動を困ったものだと言いつつ、面倒臭いからと放置するなど大雑把だが、一方で天帝としての威厳も備えており、側近の璃洒が悪ふざけが過ぎた時にはきちんと叱っているなど君主としての自覚もある。


普段は帝都の最奥にある天守府の内部の四重構造の塔の最上部『非想非非想天』に常在している。前述の風貌もあって表舞台には出ることは殆ど無く最高権力者でありながらその権力を行使することも殆ど無い。


政務などは八大使徒に任せている一方で、魔人サリンジャーと接触し機密文書を渡したり、星剣の担い手であるイスカを気に掛けるなど謎が多い存在でさらに帝国の頂点でありながら禁忌であるはずの星霊の力を宿している。


なお対外的には「皇太子」として男性扱いであるが、外観は中性的な上、自身が男性のふりをしていることを暗黙的に語っていたり、ある男性を異性として見ていることを匂わせる場面も存在する。


他作品との関係編集

同作者の別作品「ワールドエネミー」において、ほぼ同一の容姿を持ち同名のキャラクターが登場する。この作品では、世界人類の敵である怪異(エネミー)の中でもさらに圧倒的な脅威を持つ現存12体の大敵(アークエネミー)の内の1体「大敵番号29 獣の魔術師」として人類側の組織(聖教会)から認定されており、圧倒的な強者としての精神性は人間と掛け離れたものでありながら、その脅威に立ちむかうため(異常な精神性を含め)敵を知ろうとする人間(特に凄腕の怪異ハンターである主人公)に興味を持ち、気まぐれに助言を与えたりするなど、大敵の中でも異質なキャラクターとなっている。


キミ戦とワールドエネミーは、作者のセラフェノ音語シリーズの中でもかなり近い位置にある世界であることが作者によって示されており、セラフェノ音語シリーズでは過去に作品を跨いで同一人物が登場した実績があることから、この2作品のユンメルンゲンも同一人物または同一星霊であるなど、なんらかの関連があるかもしれない。


関連タグ編集

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦


ネタバレ編集










ここから先は10巻以降の重要なネタバレを含む為閲覧注意。





























政務は八大使徒に任せていることになっているが、実際にはその外観から表に出られないことや、後述の災厄に憑かれたために長い眠りにつき活動時間が一年に数日であることを利用され、八大使徒に実権を乗っとられている状況。


そもそも、天帝国の国是である皇庁との戦争どころか星霊使いの迫害さえも彼の本意では断じてなかった。


八大使徒とは即位前から対立しており、物語開始時点では信頼できる人物や使徒聖を使い、八大使徒を失脚させるための証拠集めを行っていたことが後に明かされた。


また、帝国史上初の星霊噴出にて、始祖ネビュリスと同じく最強の星霊を宿し、自力で『人と星霊の統合』に至った存在でもある。自身も始祖同様に星霊と星の災厄である大星災の二重憑依によって星霊と融合したことで姿が変貌し百年もの時を生き続けている。ただし憑依された大星災には完全に適応できず、人外に変貌したのも拒絶反応によるもの。また、人としての精神と星霊の精神の融合により自我すらも変貌し、元々一人称は「余」だったが、自我が変貌した事で現在は「メルン」となっている。


時折獰猛な獣性を発露しクロスウェルに襲いかかったこともあるが、どうにか抑えており、憑依された大星災の性質が星の防衛意思であるためか始祖に比べると比較的穏やかで理性的である。


なお、他の大星災二重憑依者と同じく星霊エネルギーの匂いにも敏感で、星霊が絡んだ出来事は大抵把握しており、大星災の力で焼き消した星霊紋の匂いすら感知する。


星剣の初代所持者であるクロスウェルとは、百年前からの友人関係。ただし自身に星霊が憑依する前の時点で、クロスウェルを異性として見ていることを匂わせる場面や、クロスウェルに自身が男性のふりをしている理由を暗黙的に語る場面がある(当のクロスウェルは気付かなかったが)。


因みに身に宿った星霊は星の防衛機構「ファージ」


書いて字のごとく星の防衛機構を担う星霊。人間に例えるなら白血球などの免疫システムに相当する。真っ白なペンキで塗り潰したようなグネグネと蠢く壁を操り、複数の人間を囲い込み瞬時に数百キロ離れた地点に移動させる。


ただし、この星霊は星を守るためという名目でしか働かず、宿主のユンメルンゲンでさえ意のままにできるわけではない。


過去編集

百年前はまだ皇太子の身分で青い髪をした中性的な少年で身体が弱く知的好奇心が強く「スリをしたら相手がどう出るか」ということを知るためにスリを行い、それがクロスウェルとの馴れ初めとなる。


その好奇心旺盛さでクロスウェルを振り回し次第に身分を超え対等な友人関係を築く。


当時天帝であった父が重用していた知識人にして最高位の家臣である八大長老――後の八大使徒を毛嫌いし、自分が天帝の座に就いたら追い出すと息巻いていた。


しかし、上記の星脈噴出泉により父が倒れ自分もまた人前に姿を表わせぬ身となったことで実権を八大長老に奪われ、彼らによる星霊使いへの迫害を止めることができず、挙句に暗殺されかける。


だが、星霊との統合を果たした彼はそう簡単には死ねず、重症を負った身で帝都に暴威を振るおうとするクロスウェルの姉エヴを止めるべく姿を現し真に倒すべき敵は大星災であることを伝える。


その後、自身を手伝うために帝国に残ったクロスウェルともに星を再星するための戦いに身を投じることになる。


そして現在(10巻~)編集

イスカたち防衛機構Ⅲ師・第907部隊によって帝国へ導かれたシスベルの協力により、100年前の真実、すなわち八大使徒暗躍の証拠をようやく掴んだ天帝だったが、同時に真の魔女により八大使徒は壊滅。結果的に実権を回復することになる。


また、既に真の魔女と交戦、敗北したイスカ、アリスキッシングへ、その裏に存在する大星災の脅威を実感させるためカタリスク汚染地へ行くように諭し、太陽航路で真の魔女と交戦、敗北したミゼルヒビィにも協力を要請。大星災の打倒という同一の目的の元、ネビュリス皇庁の三王女はついに集結することとなる。


さらにシスベルを使者としネビュリス皇庁そのものと現女王ミラベアへも停戦を引換条件として大星災戦への協力を要請し承諾させた上、クロスウェルと始祖ネビュリスにも大星災との戦いに赴くよう誘導を行っている。

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