概要
CV:和氣あず未
ネビュリス皇庁第3王女であり、アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世の妹。自身も始祖の血脈の例に漏れず強力な星霊を宿している。
かつてイスカが帝国から逃がした魔女(星霊使い)でもあり、偶然の再会から協力を得ようと画策していく。
人物像
本来は、快活で表情豊かかつ好奇心旺盛な恋愛小説を愛読する年相応の可憐な少女。だが、自身の星霊で皇庁に潜む怪物の姿を見たことで極度の人間不信に陥り、自室に引きこもりながら、母を守るために独りで孤軍奮闘していた。
だが、イスカとの再会に運命的なものを感じており、王女としての矜持は持ちながらも、国のためならば品格は二の次と考えて拙いながらも色仕掛けも厭わない考え方で、イスカを度々誘惑している。姉のアリスが恋敵となっている事も察して挑発しているが、アリスも一緒に写った写真を見せたりと、マウントの取り合いになっている。また、同行しているミスミスや音々も彼女のアプローチを警戒しており、イスカへの夜這い対策で武器を持ち出したり罠を仕掛けたりと、イスカの知らないところで大人げない攻防戦を繰り広げている。
このようにイスカは別格であるが、その仲間であるミスミス・音々・ジン達にも自分でも気づかないほどの信頼を寄せるようになる。
動向
母からの依頼で監査へ向かった独立国家アルサミラにて偶然イスカと再会。護衛を頼もうとした所を仮面卿率いるゾア家の一派と帝国の魔女狩り兵器「殲滅物体(オブジェクト)」の襲撃を受ける。
どちらもイスカとその仲間達及びアリスのおかげで撃退できたが、一連の騒動の中でミスミスの魔女化を知り、イスカ達が求めている星霊エネルギーを遮断するシールと引き換えに部隊ごと護衛として雇う。
だが、裏切り者と王宮内の怪物にはその絶対の証拠能力故に最優先目標として狙われ、ルゥ家の別荘でイスカ達の奮戦もむなしく、長姉イリーティア・ルゥ・ネビュリス9世の手引きを受けた裏切り者つまりはヒュドラ家に捕らえられ帝国へ移送される。そしてケルヴィナに実験台にされそうになるも、その前にイスカ達と燐に救出されるが、100年前の真相を求める天帝ユンメルンゲンに燐を連れ去られてしまい、同時に帝都への招待を受けてイスカ達とともに帝都へ向かう。
帝都で自身の能力を持って、100年前の真相を再現。帝国の影の支配者八大使徒が星霊エネルギーを求め、その独占を目論み魔人・魔女の迫害を仕組んで、更にそれ以上の力「星の災厄」を手に入れるために戦争を引き起こしたことを突き止め、後の女王への休戦打診の大きな助けになる。
更に、皇庁のクーデターの共犯者でもあったイリーティアこそが八大使徒が進めていた実験で生み出された星の災厄を投与された魔女で、自身が王宮で見た怪物でもあったことも突き止め、王女の中ではいち早く帝国との休戦及び災厄打倒のための共闘を決意する。
能力
過去に起こった事を映像にして見ることができる「灯」の星霊を宿す。
効果範囲は、半径300m・過去20年以内と自己申告しているが、これはシスベル自身が流布した嘘であり、実際は半径3,000m・過去200年以内まで遡る事が可能で、上記の嘘を信じている者たちの秘密を悉く網羅している。
純血種では珍しく戦闘に不向きな星霊のため、直接的な戦闘能力はおろか自衛能力すら皆無だが、こと情報戦に限って言えばその力は凶悪の一語に尽き、彼女には事実上隠し事や嘘は通用せず王宮内の者たちからも恐れられている。
なお、アニメ版では演出の関係でエフェクトが掛けられ見分けられるようになっているが、実際は機械のセンサーすら実物と間違えるほどであり、それを利用して過去に起こった砂嵐や居合わせた人物を利用して変則的な幻術にする事もできる。本人もその特性を熟知し、それを利用して戦闘に貢献している。
関連イラスト
関連タグ
アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世 イリーティア・ルゥ・ネビュリス9世 ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世