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殲滅物体

おぶじぇくと

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』に登場する帝国の魔女狩り兵器。
目次 [非表示]

『星霊エネルギーを感知』


『星霊反応体。一、二、三、四、五……』


『星霊反応体、六。集計終了。――優先拘束対象「純血種9LC」の追跡を開始する。』


概要


『殲滅物体《オブジェクト》』とは帝国の研究機関が作った、星霊エネルギーを感知し、魔女を追跡する処刑執行兵(エクスキューショナー)である「魔女狩り」の機兵のサンプルの総称であり、本記事で紹介する本機体はその一つであり、ニュートンがアルサミラに訪れたシスベルを捕獲するために天獄に配備された本機をスタチュールから借り受け、投入した。


外観は、漆黒の重装甲機体であり、人間を何倍にも膨れあがらせたような巨体は、高さ三メートルほど。何重もの装甲プレートに覆われ、その質量は大型トラックかそれ以上。


背中から生えた右手に強化セラミック大剣。同じく左手には対星霊盾(ライオットシールド)という騎士のごとき厳かなデザイン。


アニメでは翼に長大な尾を持ち四足歩行で生物的な駆動をするなど、どちらかというと後の後継機となる機体に近いデザインとなっている。


性能


その重量でありながら悠然と飛行できる推進力を持ち、魔女を無力化するための鎮圧弾を内蔵し、右手のセラミック大剣は帝国技術の粋の結晶たる強化セラミックであり星剣とも打ち合える強度を持つ。その上、人間のように静から動にいたる際の「溜め」がないため動きが読めず、腕が背中に生えているがゆえに剣の軌道が極めて異質であり、人間の剣士とは根本的に違う。


さらに左手の対星霊盾(ライオットシールド)もまた規格外であり、通常のものが星霊エネルギーを防ぐことに特化している一方で強度に欠け、せいぜい拳銃の弾丸を受け止める程度なのに対し、このシールドは星剣でも傷一つつかない。


だが、これらはまだ序の口。


本機体の真価にして地獄はここから始まる。


『装甲乖離(リジェクト)』


『一次エネルギー供給停止。二次エネルギーへの転換開始』



この形態になると、まるで皮膚が剥がれ落ちるように装甲をパージし、二足歩行の機械獣となり獣の口のようにぽっかりと空いた空洞が露わになり、そこから星霊エネルギーの照射『星体分解砲(ライフ・フォーム・インテグラ)』を放ち、その威力は金網を焼き切って、鋼鉄製の巨大クレーンさえバターのように真っ二つに溶かしながら切断し、虚空をも焦がして飛んでいくほど。

その上即座の連射も可能など音々が驚嘆するほどの無尽蔵なエネルギーを誇る。


その上、銀色の機械片である十二の衛星端子を放出し、その名の通り衛星のように殲滅物体に迫る敵や攻撃を狙いたがわず狙撃する高度なセンサーを持つ。その上、これらの衛星端子からも星体分解砲を放つことができるなどまさに鉄壁の防御を誇る。


関連タグ

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

八大使徒 スタチュール サー・カロッソス・ニュートン









ここから先はネタバレがあるので閲覧注意。













『行動不能。コア「■■■■■の獣」放出』


イスカとシスベルとの連携で辛うじて機能停止させたはずの殲滅物体の亀裂から一度は消えたはずの星霊エネルギーが再び燃焼し、そこから夜に染まった鈍い発光体が出現する。


薄暗い、藍色に輝く人間のようなシルエットをしており、その状態でも星体分解砲を放ち、アリスも秘奥の『氷花』でなければ対応できぬ威力を持つ。


だが、エネルギー残量は既に下限に到達しており自爆を実行しようとするが、イスカとアリスの生きが合った連携の前に自爆前に消滅する。


ただアニメではシスベルを取り込み猛威を振るった。







ここからさらにネタバレ









So lu reinen xel.(さあ、百億の星々よ)

    


elmei xel feo miel Ies.(世界を満たす全ての色よ)

    


Ris sia sohia, Ahz cia r-teo.(解き放ちてただ一つ――)

    


So Ez xiss clar lef mihas xel.(星の終わりの歌を聴け)

    






                『カタリスクの獣』



ケルヴィナが研究房で培養している星霊を超える星霊の種子から生み出した、“ペット”と呼んでいる人工星霊。それこそが殲滅物体のコアの正体である。


人間に憑依し辛いそれを、ならば人間以外のものに憑依させればいいというコンセプトで開発されたのが本機である。


星霊を閉じ込めうる『星晶』で作った檻に星霊を閉じ込め、その檻から出ようとする星霊の力を利用して駆動するというのが本機の概要であり、それは八大使徒が肉体を失った己らの器と定めた本機の後継機にあたる巨星兵にも応用されている。


その性能はケルヴィナをして量産に成功して皇庁に侵攻させれば、皇庁の滅亡で戦争を終結できると断言するほどである(ただし、始祖ネビュリス天帝ユンメルンゲンには及ばない)。


ただ星霊を捕らえる檻があまりにも脆いため、戦闘を持続するとカタリスクの獣が暴れ出して檻を壊して暴走するという難点がある。


飛びだしたカタリスクの獣はエネルギー消費で消えるか、あるいは爆発的に成長する可能性があり、前者のケースが原作4巻の結末であり、後者のケースがアニメ12話の結末である。


因みにケルヴィナの研究房『エルザの棺』にも複数体が保管されており、逃げたシスベルへの刺客として差し向けられたが、イスカと燐が意図せずして開放した大量の星霊エネルギーを浴びた結果、消滅してしまった(元となった種子にとって星霊エネルギーは猛毒であったため)。

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