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「我らが魂は、再び現世に宿るのだよ」


「八大使徒(われわれ)は百年前に肉体を捨てた。電脳体である八大使徒(われわれ)を乗せる器を求めてね」


「これがその器だ。八大使徒(われわれ)の魂を乗せる巨星兵だよ」


概要編集

殲滅物体(オブジェクト)』の後継作であり、機械パーツの代わりにありったけの星体部品を接合した半霊半機。そして、肉体を失った八大使徒の電脳体を乗せるためのである。


外観は、二足歩行で動く「生き物のような機械」。機械でありながら、まるで蛇の鱗のように滑りがあり、まるで獅子の足のように逞しく筋肉質。


さらには息遣い。動物の呼吸と同じように全身を上下させ、星霊エネルギーの蒸気を吐き出す様はまさに生物そのものである。


一言で喩えるなら「銀色の殲滅物体(オブジェクト)」とも言える機体。


本機のコンセプトはそもそも人間に宿り、無機質な鋼に宿らぬ星霊を鋼へと宿らせるために、宿らぬなら強制的に閉じ込めてしまえばいいというもの。


『星晶』で作った檻に星霊を閉じ込め、それを巨星兵の胸部に組み込む。星霊は檻を抜け出そうとエネルギーを放出する。その力を利用して起動させるというのが本機の駆動システムである。


性能編集

その性能は殲滅物体とは比べ物にならず、両手の掌には十字の亀裂があり、そこから星霊エネルギーの放射『星夜見』を放出するが、エネルギー充填の「溜め」がほぼなく、光が収束してから発射までがあまりに早い。連射速度からして前機とは段違いであり、その威力もエネルギー噴出量で中規模の星脈噴出泉に迫る星霊エネルギーを誇る。

加えて装甲に両腕の甲に装備された曲刀じみた刃は、皇庁の星の要塞と同じ星霊結晶でできており、前者は戦車の砲撃だろうとビクともしない上、星剣で切り裂かれ破損されてもすぐに数秒で復元し、その復元中でさえ銃弾を受け付けないなど圧倒的な防御力を誇る。後者の刃に至っては璃洒の『紡』の星霊による星霊の糸を容易く切断するなどルクレゼウスをして斬れぬものなどないと豪語されている。

さらにそれに加え巨掌を足元へ叩きつけることで真っ赤な溶岩色をした円環模様を複数描き、そこから火山の噴火さながらの紅蓮の炎を噴出させる『地星狂咲(ちせいかえりざき)』と天井を衝いて真っ青な空色の円環を描き、そこから巨大な氷柱を隕石さながらに撃ち落とす『天星落花(てんせいらっか)』といった星霊術まで発動可能。


さらに恐ろしいのはこれほどの圧倒的性能ながら現時点でもせいぜい最大出力の三十パーセント弱しか発揮できていないということである。


器の出力が無限大でも動力が星霊ではこれが限界。


その為に八大使徒はこれを百パーセント……否、二百パーセント稼働させるためのエネルギーとして星の中枢に眠る星霊を超える災厄を目指している。


関連タグ編集

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦   殲滅物体 八大使徒(キミ戦)














ここから先12巻のネタバレあり。




























しかし、『真の魔女』と化したイリーティアにはまるで通用せず、ケルヴィナの失敗作である醜い器と嘲られた挙句に本来は大星災を受け入れた彼女にとっては猛毒に等しい星脈噴出泉に匹敵する星霊エネルギーの奔流たる『星夜見』でさえ直撃してなお平然と再生し、星霊エネルギーが二桁足りないと一蹴され、星夜見以上の光量を持つ極大の黒い雷光により、彼らが秘蔵と自負する器は星霊結晶でできた装甲を焼き貫かれ、何十何百というパーツにまで分解されてしまった。

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