「何なら目をつむって撃っても問題なかった」
「てめぇだろ。星脈噴出泉(ボルテックス)でウチの隊長(ボス)に手を出したのは」
「それが理由だ」
「俺が、お前をぶちのめしたいと思う理由だよ」
概要
CV:土岐隼一
帝国の防衛機構Ⅲ師・第907部隊の狙撃手。イスカとは共にクロスウェルの師事を受けた兄弟子であり相棒。当初クロスウェルからは後継者候補の中で「最も見込みがありそうだ」と評価され、一番初めに連れられた最古参の弟子だったものの、彼自身が後継に要求する資質には余りに頭が切れるが故にそぐわず、後継に選ばれたイスカのストッパー役を託されている。
因みに実家は銃工房。
人物
人物像
非常に頭が切れるが故か冷静沈着にして毒舌で皮肉屋であり、10代後半にして達観しており、任務の度に悲観的となる隊長のミスミスに対しては容赦なく正論と事実しか述べない。
だが、根は仲間想いで情にも篤く、ミスミスが星霊に憑かれる元凶となった仮面卿に対しては、普段の冷静さをかなぐり捨て初対面で激情を顕わにし、宣戦布告している。
また、本来は敵であり魔女のシスベルへもミスミスの星紋を隠すシールを得るためのトレードで護衛を務める中で情を寄せるようになり、イスカからは性格上相性が悪いと判断されていたが、次第にシスベルからもイスカに次いで気に入られ、ジン自身も憎まれ口と皮肉を吐きながらも彼女を時にトレードの契約以上に気遣うなどそれなりに良好な関係を築くようになる。
それはシスベルの前で姉のイリーティアを物呼ばわりしたケルヴィナを銃弾を頬にかすらせることで黙らせたことからも窺える。
能力
ほぼ独学で神業的な狙撃技術を誇り(銃の基本はクロスウェルから教わったが、彼はそれほど銃に精通しているわけではない)、視界の悪い環境でも星霊使いの装甲の繋ぎ目を過たず撃ち抜き「何なら目をつむって撃っても問題ない」とまで断言し得るほどのスナイパー。
イスカとは同門だけあって完璧な連携を取っており、イスカが最も信頼する相手として真っ先に名前が挙がるほど。
また上記のように頭の回転が非常に高く戦闘における状況判断は臨機応変にして的確。さらにはイリーティアやヒュドラ当主タリスマンの暗躍をわずかな情報だけで推論し看破するなど部隊のプレーンを担っている。
また、その鋭い洞察故にイスカのアリスとの邂逅によって生じた変化をおぼろげながら見抜いている節がある。