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ネビュリス皇庁

ねびゅりすおうちょう

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』に登場する国家。
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概要編集

百年前の始原の星脈噴出泉(ボルテックス)により星霊に憑依され人外の力を宿し星霊使いとなった者達が大魔女ネビュリスを先頭に魔女狩りを敢行した天帝国に反旗を翻し大陸の北方に築いたすべての星霊使いの楽園である。

中央州を含む各十三州で構成されている。

建国より帝国とは百年に渡る戦争を繰り広げているが、全面戦争には至っておらず局地的な小競り合いが勃発している。


あらゆる星霊使いを受け入れるという国是故に星紋を星霊審判で示せば入国は容易だが、星霊を持たぬ者の入国は帝国軍の侵入を警戒しているため極めて厳しく入国できても常に監視がつく。


国家体制編集

ネビュリス1世の三姉妹を祖とする純血種とも称される強大な星霊使いを輩出する三王家とその当主達で争われる女王聖別儀礼(コンクラーヴェ)により当選した女王によって統治されている。


歴代女王編集

帝国との戦争を指揮する性格上、星霊の力が重要視されている。


  • 初代女王:ネビュリス1世

建国より10年国の基礎を固めてきた。


  • 7代女王:カサンドラ・ゾア・ネビュリス7世

過激派であるゾア家出身の女王で強大な炎の星霊使い。ルゥ家を抑え先代と続いてゾア家の政権を維持してきたが……。


現女王。味方の星霊部隊の被害を抑えつつ国を保ってきた名君。だが、若い頃は先代のカサンドラすら引くほどの苛烈な戦闘者であった。


三王家編集


ルゥ家編集

象徴は『星』。現政権で絶妙なバランスで国を安定させている。


当主

  • ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世

ルゥ家当主にして現女王。


第1王女。絶世の美女だが、最弱の星霊の持ち主で女王候補からは外されている。


第2王女。皇庁の最高戦力。


第3王女。優れた諜報能力に長けた「灯」の星霊を持つ。


ゾア家編集

象徴は『月』。過激派でいかなる犠牲を払ってでも帝国の殲滅を標榜している。


当主

ゾア家当主。三十年前は当主補佐。


ゾア家参謀にして当主代理。


ゾアの女王候補の王女。ゾアの秘密兵器。


ヒュドラ家編集

象徴は『太陽』。中庸的な立ち位置で一度も女王は輩出しておらず、ルゥとゾアどちらの政権にも柔軟に従ってきた。


当主

ヒュドラ家当主。映画俳優さながらの美丈夫。


ヒュドラの女王候補の王女。星霊により変質した瑠璃色の髪を持つ。


王家の遠縁より引き取られたヒュドラ家の養子で異端審問官。


王宮守護星編集

王家の直属護衛で女王が課した試験を突破して選出される精鋭中の精鋭の星霊使い。天帝国における使徒聖に相当する。下記の支配星ともども通常の星霊部隊の隊長を越える権限を有する。


支配星(ルーラー)編集

王宮の侵入者を狩る遊撃部隊。


国情編集

皇庁人のほぼ全てが自分たち星霊使いを迫害してきた天帝国への怒りに染まっており、帝国の打倒と屈服を目指している。

だが、反面星霊使いの国という性質故に星霊の強弱により明確な優遇の差ができており、戦闘力や諜報力に隠密性に優れた力の持ち主が優遇される一方でまるで役に立たない能力の持ち主やそれこそ星霊術を発動するだけの力さえない者達は職にあぶれ日雇いで食い繋ぎ寒い中暖を取ることさえ儘ならないという帝国とはまた異なるベクトルの差別が横行しているなどの問題を抱えている。


関連タグ編集

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

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