「女王陛下、私めにご一任を」
概要
CV:高橋李依
ヒュドラ家の異端審問官を務める、右耳にピアス左耳に大きな輪っかのイアリングをつけた燃えるような赤髪の少女。
ネビュリスの直系から遠い血筋である彼女をヒュドラ家が養子に迎えた経緯を持つ。
当主タリスマンから女王暗殺未遂事件の犯人の捜索を任されるなど信頼も厚い。
人物像
女王に対しても睨むような目つきをしているが、これは生まれつきらしい。
ミラベアからは人相がずいぶんと変わったと評されており、以前は俯きがちで、暗い面影のある少女だったのがずいぶんと堂々とした風格を身に着けている。
能力
「波」の星霊の亜種である「重力」の星霊を保有しており、見えざる罠として機能し強力なものであれば、走行中の軍用車さえ力ずくで地面に押さえつける。近いのは蜘蛛の巣であり、重力の網に絡まって動けなくなったところを本命である炎や氷の星霊術が放たれる連携に適している。
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ネタバレ
ここから先は作品の重要なネタバレを含む為、閲覧注意。
「あなたが王宮で見た『怪物』は、こんな姿に似ていたのよね?」
「星は怒りに満ちているわ。いまだ帝国を討てずにいる血筋(ルゥ)などいらない」
上記の女王暗殺未遂の真犯人は彼女たちヒュドラ家であり、彼女自身の正体は帝国との共謀実験で初の成功体となった『被検体Vi』である。
真の人物像
上記の忠実な姿はタリスマン同様に偽装で、その本性は獰猛な嗜虐心に溢れた高慢な少女。上記の実験により得た力に驕り昂っており、通常の星霊使いを見下すも人格や経験値が与えられた力に見合っておらず失態を演じることも少なくない。
真の能力
星霊と大星災を用いた星体実験による人工的な『人と星霊の統合』の初の成功者。通常時でも剣で切っても手応えが無いなど人の身から外れた再生能力を持つが、さらに悪星変異と呼ばれる変身能力を持ち、髪がルビーのように凝固し身体はガラスのように透ける、シスベルがかつて見た怪物と酷似した異形へと変異する。
さらには、星霊エネルギーの塊であり、水でも冷気でも消すことができずに燃え続ける紫の炎『星炎』を操り火球『菫色の小惑星(ヴァイオレット・ベルト』を撃ち出す。
さらには、星霊の力である『重力』を使用しブラックホールまでも作り出し、それによって鋼鉄のビル一つ分の質量六000000000グラムの弾丸である『骸の魔弾』を撃ち出すことが出来る。
しかし戦闘経験が浅い上、獲得した力に彼女自身が溺れていることもあり力を使いこなせてはいない。
結果、イスカとの交戦時に上記の一撃必殺の秘奥である骸の魔弾でも出し惜しんだがために仕留めきれず、二発目以降の魔弾はそもそも二発目を想定していない技であって、しょせんは残骸の残骸に過ぎず反撃を許し、サリンジャーからも戦術のなさを酷評され通常の星霊術で敗北している。
なお、変異の際には立ち登る星炎により着ていた衣服が焼けてしまうため、変身を解くと全裸になってしまう。
また投与された大星災の濃度は0.0002%であり、それだけで魔女化し、身体も既に水以外の摂取を拒み、人間の姿でいる方が辛くなっている。