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作品解説

公式サイトには「 最近のゲームは、難しいと思いませんか? 」と始まる「コンセプト」が掲げられている。

主旨は「近年増えている複雑なゲームや長いゲームはストレスが溜まる」と問題提起する内容で、それに対し本作は

1つ、ルールはわかりやすくシンプルに。

2つ、小難しい話や鬱展開にはならず。

3つ、誰でも満足感を持ってクリアできる難易度で 。

という3つのコンセプトを示している。

登場人物

ナトリ

主人公国王の第七子に当たる王子

リン

国王の第六子に当たる王女トップ絵は彼女で確認できるのはこのキャラのみ

アルゴ

国王の第五子に当たる王子

ベリー

国王の第四子に当たる王女

オクス

国王の第三子に当たる王子

ネオン

国王の第二子に当たる王女

カル

国王の第一子に当たる王子

マグナ王

国王

実態

クソゲーである、いやとてつもなくクソである

単純すぎるうえにストーリーも薄っぺらい、「古き良き時代」とタイトルに付けておきながら、なぜか現代のネットスラングを入れるギャグセンスまるでトキトワみたいなクソセンスでも狙ってんのかと言いたくなるような、クソっぷりである

上記に挙げた

1つ、ルールはわかりやすくシンプルに。

2つ、小難しい話や鬱展開にはならず。

3つ、誰でも満足感を持ってクリアできる難易度で

を悪い意味で遵守しており

【1つ、ルールはわかりやすくシンプルに】

これは確かに分かり易いがシンプルが過ぎて「レベル差がついた途端敵も味方もダメージが通らなくなる」という甚大な欠陥を生み出している

当然あまりに実力が剥離していればダメージが通らなくなるのは普通だが、ほんの数レベル程度なら数で押し切れるのがマトモなバランスというモノなのにその差でカスダメすら入らなくなってしまう

また、味方を増やすこともできるのだが、同種の味方は全員同ステなので育て分け等する意味も価値もない

命中率や回避率などの運要素もないため、勝てない敵にはどう足掻いても勝てない

総じてわかりやすくシンプルにどころか何も考えていない様にしか思えず、結論としてレベルを上げて物理で殴る以外の選択肢がない

そうすることで、制作者が過去語った「ゲームにおいてつまらないのは同じことを何度もやらされること」という持論がブーメランとしてブッ刺さってしまっている。

説明の都合上順番を入れ替えるが

【3つ、誰でも満足感を持ってクリアできる難易度で】

このゲームは戦闘前にカードを使用することができる、例えば「ダメージ無効化」や「全回復」というようなものがあるのだが、敵の使用するカードが事前に筒抜けになっているため、それに対応するカードを使用するだけで完封出来る

更にこのゲームはそのカードで攻撃力を上げるバフ効果も使用できるのだが何度でも重ねがけができる

究極的な話ダメージ+1という魔法を90回重ねれば最低ダメージ90が約束されてしまうのだ

敵からの強力なカードは後出しジャンケンで無効化して、バフは敵が馬鹿正直に一度しか使わない中自分だけ無限に重ねがけして一方的に殴り勝てる。

つまり上述したレベル上げさえこのゲームには正直必要ないのだ、必要なのはバフをかける為の残量だけである

確かに「誰でも」「クリアできる」だろうが、得られるものは満足感というよりチートで勝ったという虚無感ではないだろうか

そして

【2つ、小難しい話や鬱展開にはならず】

まず中世風の世界観なのにスマホらしきデバイスや二次嫁の概念があるなど背景の剥離が甚だしい

さらに、このゲームは端的にいうと「王家の管理するダンジョンでのとある王国の王位継承をかけたサバイバル+バトルロワイヤル」なのだが、そこに一切の真面目さが感じられない。

どいつもコイツも「モテたい」だの「働きたくない」だの舐めた理由で王様になりたがってる上、そこに「他の兄弟を殺してでも」という熱意はかけらもない

それゆえになんのドラマもこの起きようがなく、先述した仲間もモブグラフィックでしかなく一切のセリフがないためなんの愛着も湧かない。

さて、起承転結の内、承転が死んでいるわけだが結、つまりオチはどうなのかというと

このゲームにオチはない

ダンジョン最深部にたどり着いた主人公に告げられる「実はエレベーターがあった」という散々引っ張った挙句のオチとしてはあまりにも酷すぎる真実を叩きつけられ

さっきまで争っていた(というのも正直烏滸がましいが)兄弟達とのしょうもない団欒を見せられた挙句

唐突に以下の文が表示される

「彼の治める王国はどの様なものになるのでしょうか、それはあなたの想像にお任せします。王国に幸多からんことを」

以上、EDである

古き良きゲームでもなければ冒険譚でもなく、起承転結の内マトモなのは起のみ

それがこのゲームの全てである。

結果として「プレイする手は最適化されどんどん加速する」のにそのあまりの作業感から「体感時間が極限まで引き伸ばされる」という現象が起こってしまう

より短いプレイ時間でより多いストレスと苦痛を与えることに全力を注いだ様にしか思えないその(悪い意味の)完成度の高さこそこのゲームがKOTY大賞に選ばれた所以である

外部リンク

古き良き時代の冒険譚 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~

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