セオト・リッカ
せおとりっか
セオト・リッカとは、『86-エイティシックス-』の登場人物である。
愛称はセオ。パーソナルネームは「笑う狐」を意味する「ラフィングフォックス」。
プロフィール
所属 | サンマグノリア共和国軍東部戦線第一戦区第一防衛戦隊「スピアヘッド」 |
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階級 | 少尉 |
身長 | 約165cm |
誕生日 | 4月20日 |
年齢 | 16歳 |
パーソナルネーム | ラフィングフォックス |
CV | 藤原夏海 |
人物
翠緑種(ジェイド)の少年。中性的な容姿で、年齢の割に小柄で華奢な体躯をしている。
少々口が悪い皮肉屋だが、根は真っ直ぐで年相応に直情な面もある。
後述する隊長の件もあってか、当初はレーナに対してあまり良い印象を抱いておらず、カイエが戦死した際にはレーナの無自覚な差別を厳しく非難する一幕もあった。しかしその後は無事に和解し、以降は曲がりなりにも認めている様子。
絵を趣味にしており、よくスケッチブックを持ち歩いている。腕前はかなり高く、戦隊員のパーソナルマークは彼が描いている。
空間認識能力に優れ、戦闘ではワイヤーアンカーを用いた三次元機動戦を得意とする。しかし共和国時代は機体が機体なので、今ひとつ本領を発揮しきれていない部分もあった。
XM2に乗り換えてからは、ビルを足掛かりに縦横無尽に戦場を駆け回る。トリッキーな戦法を最大限に生かすためか、乗機は癖の少ない標準仕様。
過去
笑う狐のパーソナルマークは、セオが最初に配属された隊の戦隊長から引き継いだもの。
件の隊長は正規軍人の生き残りであり、白系種でありながら敢えて最前線に戻って戦っていた人物。自由の無いエイティシックスとは違って希望すれば壁の中に帰れることから、陰ではセオ含む部隊全員から「いつ帰るか」と嫌われていたが、彼は遂に帰ることなく戦死した。その最後の交信を聞いたのがセオである。
彼の死がきっかけとなってセオは絵を描き始めたほか、生前の彼とあまり話さなかったことを今なお後悔している。
余談
メタ的な裏設定として、エイティシックス達のフルネームは「漢字で表記できる」という規則に従って命名されている。彼の場合「セオト」は「瀬音」である(参考)。