宮沢静虎
みやざわせいこ
宮沢静虎とは、猿渡哲也の格闘漫画、「高校鉄拳伝タフ」及び、その続編、外伝等の登場人物である。
全ては愛息 熹一のために…
「”静かなる虎”と呼ばれていますが…相手によっては容赦なく牙を剥くこともあるんですよ」
概要
息子である熹一からは「オトン」と呼ばれ、父として、師として尊敬されている。
「怪物を超えた怪物」こと宮沢鬼龍は自身の双子の兄にあたる。
人物像
『静かなる虎』の異名を持ち、正義感が強く温厚で礼儀正しい高潔な人物。
戦闘能力も非常に高く、『高校鉄拳伝』の終盤では鬼龍と死闘を繰り広げた。
200万人に1人の武術家が持つとされる、地を駆ける虎の如き力強さを誇る最高・最上の剛脚「虎腿(タイガー・フット)」の持ち主でもある。
格闘漫画の主人公の父親キャラクターとは、得てして「越えるべき壁」として主人公に立ちはだかるものであり、往々にして親としては最低な輩になることもあるが、それらとは対照的に静虎は高潔な人格者であり、時に優しく時に厳しく、愛息熹一を教え導く。
普段はサラリーマンとして平凡な生活を送りながら、灘神影流の跡取りとして熹一を男手一つで育て上げ、時に理不尽な暴虐から弱者を救うために拳を振るう”史上最強のモラリスト”。タフ名言の大半は静虎から発せられていると言っても過言ではない。
一方でどこかとぼけた所があり、妙に庶民的で可愛げのあるオッサンでもある。ある意味作中最強の萌えキャラである。
おとん語録
- 「どこの世界にも通じることやが…中身のないヤツが数を誇る!」
- 「”死”を意識するようになって”生きている”ことを実感する。 人間は”死”があるから、今、この瞬間を精いっぱい生きようとするんだ。」
- 「あなたはクソだ」
- 「人間の行動のほとんどは”自己満足”という言葉で説明がつく。お前が強くなりたいと辛苦の鍛錬をするのは自己実現のためであり、ひいては”自己満足”のためや。もっとも尊いとされる自己犠牲であっても”自己満足”や。人民を救済するために磔になったイエス・キリストも”自己満足”や。だから、他人のために何かをやったとしても決して見返りは求めるな。もしそれを望んだら、その瞬間お前の行動は醜悪なものになる」
- 「生きるんや。お前は”生きる”ために闘うんや。”死ぬ”覚悟なんてするな!何が何でも生きるんや。腕がなくなってもええ、足がなくなってもええ、寝たきりになってもええ。とにかく生き抜くんや」
- 「他人のために何かをするということは快感なんや。自己満足やっ!しかしその善意を公言したらそれは偽善になる・・・」