概要
演:三山凌輝
WORST Xから登場する瀬ノ門工業高校の頭にして多様な事業を展開する天下井グループの御曹司。「自分は生まれながらにして人の上に立つ人間」という信念を持ち、金と権力、相棒の須嵜亮の力で次々に他校を傘下に入れて連合を結成、周辺校の支配を目論む。
人物
唯我独尊を地で行く性格であり、育った環境故か、とにかく周りを支配せずにはいられない性分である。だが、最初からこのような振る舞いはしておらず、幼い頃は須嵜とも互いに心を許し合う仲であった。しかし、年月が経つにつれて権力志向の持ち主へと変貌し(中の人曰く「裕福だからこそのトラウマがある」とのこと)、私立のエリート校に進んでも問題行為を繰り返して退学と転校を繰り返してきた。流れ着いた瀬ノ門で須嵜と再会してからは彼の強さを利用して瞬く間に同校を支配し頭に君臨した。
頂点に立ちたいという気持ちも嘘ではないものの、せっかく集めた兵力も仲間ではなく駒と言って憚らない上にそれを隠そうとすらしていない。須嵜も彼のやり口には疑問を抱いて思うところがあるような表情を見せている(しかし本人は「あいつの親父が事業に失敗したから拾ってやった」などと恩を返すのが当たり前のように駒扱いしているところにすれ違いがある)。
そんな男に人望などある筈もなく、司にも「お前が捕まっても誰も助けには来ない」と本質を見抜かれ吐き捨てられている。本人も自覚しているのか言われた際には激昂していたが、周りに心を許していれば、道はまた違っていたかもしれない。