「この距離からでも千束を撃つのは難しい。しかし、それ以外は…生意気なクソガキだ。」
CV:沢海陽子
概要
白いスーツを着たマッシュルームカットの中年で、中性的な容姿と声ゆえ性別は分かりにくいが、女性である。
人間味が全くない人物という訳ではないのだが、失敗や情報漏洩が許されない組織の性質上、いかなる果断な決断も厭わない。
支部の司令として概ね上層部には忠実であるものの、リコリスの心情や安全を考慮しない判断には不満が窺える。
半ば独立組織となっている喫茶リコリコの存在を許容し、形式上部外者であるミカ(リコリス・リコイル)と頻繁に連絡を取って情報をやり取りしている。
錦木千束に対しては表向きには悪評を述べることが多いものの、体力測定に出向くとわざわざ顔を見に来たり、1対1での面会を許可したり、さらに言葉の端々からも確かな愛情が垣間見える?。
千束の方も情報を出し渋る秘密主義には難色を示すが、楠木からの好評を聞くと目を輝かせて喜んだりと少なからぬ敬意を持っている。
井ノ上たきなのリコリコへの左遷についても、彼女の才覚を見込んでのことと推測する視聴者が多いものの、本心は明かされていない。
なお、12話にてリコリスの存在が市民に知られてしまった為、本部の判断でリリベル隊によるリコリス皆殺し命令が発令した際には喫茶リコリコに匿名でリコリスの救出依頼を出しており、リコリス達の事を娘のように大切に思っている模様。
また、千束の不殺主義を行使出来るようにミカと共に上層部と交渉し、不殺のライセンスを彼女に特別発行させるという無茶をしている事が、千束の口から告げられている。