平岩紙
ひらいわかみ
概要
高校三年生の頃、それまで演技経験は特になかったがなんとなく母に「役者やってみようかな」と話してみると、母から「プロを目指すなら東京に行きなさい」と、舞台芸術学院を勧められる。高校卒業後は同校同校演劇部本科に進学する。
2000年にオーディションを経て大人企画に入団。デビュー当時の芸名は「平岩 加奈」で、松尾スズキから「肌が紙のように白いから」ということから「平岩 紙」という芸名をつけられた。
その後は舞台での活動に加え、テレビ番組にも出演。『仮面ライダーアギト』『ロッカーのハナコさん』や『木更津キャッツアイ』などでの演技で注目を集めた。
2012年から2017年まで放送されたP&GのファブリーズのCM「熱血家族」シリーズでは、父親役の松岡修造をはじめとする「暑苦しい」一家を爽やかにまとめ上げる母親役を演じている。
コミカルでハイテンションな人物から、どこか掴みどころのないぼんやりした人物、クールで気の強い人物など幅広い役柄を演じており、CINEMAS+のコラムでは「癒し系の雰囲気の中に芯の強さが感じられる」と評価されている。
宮藤官九郎作品の常連でもある。
私生活では、ロックバンド・フジファブリックのメンバーである山内総一郎と、2020年1月1日に婚姻届を提出し結婚した。ふたりは松尾スズキが作・演出を手がけた『恋は、アナタのおそば』(2016年3月、NHK)の共演がきっかけで知り合い、結婚報告にて山内について「純粋なものと共鳴できる綺麗な方」と表現している。
特技はホルン。元々高校時代は吹奏楽部でホルンを担当しており、音楽大学の受験も考えていたが、試験科目の一つであるピアノが弾けなかったため諦めている。大人企画のオーディションでは(視界を暗くして緊張をほぐそうと)大きなサングラスとヒョウ柄の被り物を被ってホルンを吹いたという。