キリモリ
きりもり
キリザキ君は。という幕末志士が手がけたRPGツクールフリーゲームに登場する、キリザキ君と高 モリ子のカップリングである。
高モリ子視点(ネタバレ注意)
「私は、どうしてキリザキ君がこんなに気になるんだろう?」
「正直、変な人だよね。」
「理屈っぽくて、キザで、なんでもわかってるフリしてて。」
「それで、いつも変な行動ばっかりしてるし。」
「...」
「面白いからかな?」
「それもあるかも。」
「一緒にいて飽きないし。」
「でも、多分、きっと、違うかも。」
「.....最初にキリザキ君を見たとき...」
「キリザキ君、なんだかとっても泣きそうな顔してた。」
「私は馬鹿だからよくわからないけど。」
「多分キリザキ君はつらいのに。」
「それを周りに見せないように頑張ってたんだと思う。」
霧崎鋭視点(ネタバレ注意)
「転校初日の、不安で死にそうになってたボクに話かけてくれた。」
「周りばかり気にして、余裕がない僕に優しくしてくれた。」
「どこ行っても一人のボクに。」
「他人が怖くて仕方なかったボクに。」
「どうしようもないボクに、いつも笑いかけてくれた。」
「モリ子さんが笑う度に、ボクは救われていたんだ。」
「どうして...」
「どうして最後の最後に、そんな大切なことに気付くのか...」
(モリ子が自分が好きなことに気付く)
「ってボクは?」
「ボクはモリ子さんのことをどう思っているのだろう?」
「わからない...」
最終的に恋は実らなかったものの霧崎君は「キリザキ君」から卒業できたのである。