緒山が悪いんだぞ…
おにいちゃんはおしまい
概要
「緒山が悪いんだぞ…」とは、ねことうふ原作のアニメ、お兄ちゃんはおしまいに登場しないセリフ。元ネタとなったのは、恐らくシャミ子が悪いんだよ。
このセリフは、本作の主人公である緒山まひろに向けて、視聴者が感想をつける際に多くつけられる言葉である。
まひろは、元々は引きこもりニートの成人男性であったのだが、妹であり天才科学者である緒山みはりの開発した薬を盛られたことによって女の子になってしまう。
そんなまひろによって性癖を破壊された視聴者たちによって、いつしか緒山が悪いんだぞという言葉が作られ、拡散されるようになった。
やがて、そんな性癖が破壊された者たちによって、検索するとサジェストには緒山が悪いんぞ、という言葉が出てくるようになった。
解説
概要の項目でも説明した通り、この緒山が悪いんだぞという言葉は、原作のみならず、アニメ内でも一度としては 発言されたことのないセリフである。
では、一体なぜこんな言葉が広まったかというと、主人公である緒山まひろの作中での振る舞いが原因である。
元々、女の子に変わってしまったことで美少女女子中学生に変貌したまひろは、設定として「病弱で学校に通えなかった」女子ということになっている。
しかしその一方で、普段の振る舞いは、体に引っ張られるように女性化していく面と、かつての男性としての振る舞いが混じったものであり、まひろと同年代とされる少年たちに取っては刺激の強すぎるものになっている。
具体的には、以下のような行動を取っている。
- 体育の時間に男子たちのいる中で着替えようとする。
- 男子たちがしているゲームの話に入ってくる。
- 積極的にボディタッチをしてくる。
また、学校以外では、無防備にスカートを穿いたまま脚を広げてしまう面を見せたかと思えば、アニメ版では髪型を常に変える。オシャレな服を着て外出する。と言った女子力の高い面を見せており、リップクリームを使ったり、化粧したりといった女性としての身だしなみにも気を使うようになっている。
そんなまひろの振る舞いに翻弄される同級生男子を見た視聴者の多くが、まひろの行動によって同期生男子たちが性癖を破壊されていることを見透かし、同情と同時にこう呟いた。
「緒山が悪いんだぞ……」
余談
ちなみに、この言葉が広まったのはアニメ放送開始からだが、実はそれよりも前の2020年の時点でこの言葉を利用したファンアートがツイートされている。