ブレア家

ぶれあけ

やばたにえんシリーズに登場するとある一族。

注意！

この記事にはやばたにえんシリーズ(主に滅やばたにえん)のネタバレに関する内容があります

概要

やばたにえんシリーズに登場する一族で中世時代より続く細工師の名家。

『才能は一族の“血”で成されたものである』と信じており、それ故に兄妹(姉弟)同士の近親相姦を繰り返し続けることで繁栄していた(ブレア家の一族全員が赤髪なのはその為)。

しかし、ある代を境に度重なる近親相姦の弊害が及ぶようになり、顔が溶けて崩れるような疾患を患って生まれる子どもが増えていくようになる。

細工師としての腕は確かで、領主エリンが当時のブレア家当主に依り代なる物を作らせている。

ブレア家先代当主でサラ、リチャード、ジャックの母。一族の歴史で最も過酷な運命を背負わされ、疾患を患って生まれてきた夫のDonaldを殺害後姿を消した。リチャードに愛を注いでいた一方でサラの事を忌み嫌っていた。

ゼルダの兄妹でサラ、リチャード、ジャックの父。近親婚の弊害で疾患を持って生まれてきたため、介護なしでは生きられない体であった。そのため妻のゼルダは彼をもはや人間扱いしておらず、彼の疾患を受け継いだと思われる娘のサラ共々「壊れた血」と見下していた。現在はゼルダに殺害され、故人となっている。

ブレア家長女で現当主。ジャックの姉。

本来ならリチャードと近親婚をするはずだったがリチャードの外部の人間との逢瀬を目撃したのをきっかけにジャックに虐待を行うようになる。顔に今までの一族が患ってきた疾患が現れかけており、母ゼルダに忌み嫌われた理由を最期まで理解しようとしなかった。

ブレア家長男。ジャックの兄。

母ゼルダから寵愛を受け育った為現在の一族の中では良心的な人物と思われる。姿を消した母の行方をある女性に占ってもらっていた。病弱体質に加えサラから虐待を受ける妹ジャックの身を案じていた一方で一族の掟を破り外部の人間であるG.MONTGOMERYと婚約、将来を約束していたが……。

ブレア家末女(次女)。サラとリチャードの妹。愛称はジャック。

シリーズ1作目と2作目、4作目共に救出対象となっているキャラクター。一族の度重なる近親婚の弊害で一日の半分を医療器具の中で過ごさなければならないほどの虚弱体質に生まれた。病弱ゆえに友達を欲しがっていたが姉サラから凄惨な虐待を受けている。

2作目の救出対象となっているキャラクターでブレア家の屋敷に出稼ぎに来た給仕係の姉妹。お下げにした紫髪の少女が姉のLynne、緑髪のショートボブの少女が妹のKanna。姉Lynneは代理ミュンヒハウゼン症候群と思われる描写があり、妹Kannaの『世話』をすることで正気を保っている。