Phigros
ふぃぐろす
概要
Phigros(フィグロス)とは、中国の動画共有サービスbilibili動画発のプロジェクト「Pigeon Games」によって開発された音楽ゲームである。
ゲーム内容
画面端から判定線に向かってノーツが降ってくる、一見するとスタンダードなタイプの音ゲーに見える。
しかし、他の音ゲーとは違って判定線が暴れたり、ノーツが意味不明なところから現れてきたりする、色んな意味で何でもありな音ゲーである。
他の音ゲーのようにPhigrosも楽曲ごとに難易度が存在している。下から「EZ」,「HD」,「IN」。一部の楽曲には「AT」と呼ばれる特殊な譜面や、アップデートで譜面が大きく変わった際に生まれるいわゆる"旧譜面"にあたる「Legacy」がある。
また、毎年4月1日は開発が本気を出して作ったいつにも増して滅茶苦茶でわけのわからないものである「SP」が期間限定実装されている。
ノーツ
ノーツは基本的には画面の端から判定線に向かって進んでいく。ノーツが判定線と重なるタイミングでタップなどをして拾うことができるが、判定線の垂直方向ならどこでも判定があり、縦連をトリルとして処理するなど、運指に幅がある仕様となっている。
また、設定で「多点タップサポート」を有効化すると、同時押しのノーツに黄色のエフェクトが付くようになる。
判定はPerfect、Good、Bad、Missがある。
Perfectは一番良い判定。Goodはそれより少し早いか遅い時に出る、二番目に良い判定。Badはそれより早すぎる、あるいは遅すぎるタイミングで出る判定。Missはノーツをスルーしてしまったときに出る判定。
コンボが切れてしまうのはBad、Miss。
タップノーツ
青色のノーツ。タップで拾うことができる。
ホールドノーツ
青色の長いノーツ。押しっぱなしで拾うことができる。始点のみに判定があり、タイミングよく離す必要はない。また、持ち替えが可能であり、一瞬離しても判定が途切れない。
判定にBadが存在しない。
フリックノーツ
赤色のノーツ。任意方向にフリックすると拾うことができる。タップする必要はないので擦りが可能。
判定にGood,Badが存在しない。
ドラッグノーツ
黄色のノーツ。判定線に重なるタイミングで指が置いてあれば拾うことができる。
判定にGood,Badが存在しない。
スコア
楽曲を最後までやり遂げると、ノーツを叩けた数や正確に叩けたかなどで変動するスコアによって異なるランクを得られる。いわゆるリザルト。
スコアの増え方が少し特殊で、「コンボを多く繋げるほど一つのノーツで得られるスコアが多くなる」というもの。仕様変更前の太鼓の達人に似ているというと有識者には分かってもらえるだろうか。
(最大コンボ数/ノーツ数)×100000点
そのため、高スコアを出すためには精度だけでなくいかにコンボを繋げられるかが重要になる。中盤でコンボを切ってしまった場合、いくら他が良くても評価が低い…なんてこともあり得る。
ランクは以下の種類がある。
F
700,000点未満で得られるランク。Fの名の通り、「Fail(失敗)」である。
C
700,000点以上で得られるランク。このランクからクリアという判定になる。
B
820,000点以上で得られるランク。高難易度曲の場合はこのランクを初見で取れるだけでもすごい。
A
880,000点以上で得られるランク。初見で取れたら誇るべき。
S
920,000点以上で得られるランク。このランクを目標にする人も多いだろう。
V
960,000点以上で得られるランク。Sとそれほど差がないと思うかもしれないが、実際やってみると雲泥の差である。
フルコンボした場合はスコアに関わらずこのランクになる。ちなみにその場合、スコアの色が白から青になる。
φ(ファイ、フィー)
1,000,000点、つまり全てのノーツをPerfectで叩く(All Perfect)ことで得られるランク。いわゆる理論値。どんな曲でもこれを取れたら賞賛の嵐が起こる。
収録曲
Ver3.0.0時点で176曲が収録されている。
曲の区分けは大まかに「シングル曲」「チャプター曲」「コラボ曲」に分かれている。
シングル曲
文字通り、なんのグループにも属さない単体のみの曲。
定期的にアップデートで1〜3曲ほど追加されることが多い。
楽曲をプレイすると溜まっていくゲーム内通貨「B(バイト)」を利用して解放する形式になる。
チャプター曲
Ver3.0.0現在、8つのメインチャプターと2つのサブチャプターで構成されるチャプターに含まれる曲。
枠を圧迫するからか、現在チャプター4以前のチャプターの曲は「Legacy」という枠に入っている。難易度の「Legacy」とは違うので注意。
基本的に前の曲の一つの難易度をA以上でクリアすると次の曲が解放される、という仕組みになっている。
なお、一部の曲は解放の方法が特殊になっている場合がある。曲をクリアすると手に入る「ストーリー」をしっかり読み、ヒントを手に入れよう。
キャラクター
Geopelia (鳩)
主人公の一人。16歳。
兄がおり、不思議なペン型ボイスレコーダーやラジオをプレゼントされている。
氷封パトロール隊第七小隊隊員。
Gino
主人公の一人。Dlyro率いる第七偵察隊に所属している。
Kuzumi (久住)
絵本を書いている。また、兄がいる。
Igallta
AI。モチーフはケルト神話のモラルタ・ベガルタとされている。
Samuelle(ミエル)
デザイナー。とある楽曲のジャケットに描かれた猟犬の飼い主。
Dlyro
第七偵察隊を率いる隊長。
Fuli
Geopelia(鳩)と仲良し。
チャプター分け
過去の章
Legacy章ともいう。前述を参照。
収録されているのは第1章「氷封世界」、第2章「汚染土の下」、第3章「マザリノの境界」、第4章「パイプ迷路」に収録されていた曲。
Ver.1.5.0より追加され、Ver.3.0.0にて第4章が統合された。
第5章「ネオンサイン」
Ver.1.3.0で追加。当時は収録曲数が6曲だったがVer.1.4.6で新曲「Leave All Behind」追加のサプライズがあった。
第6章「方舟の蜃気楼」
Ver.1.5.0で追加。
第7章「クロネクション」
Ver.2.0.0で追加。
第8章「朔月の汐」
Ver.3.0.0で追加。
サイドストーリー1「ロートス」
Ver.1.6.0で追加。
サイドストーリー2「滅の日」
Ver.2.1.3にRabpit氏の「Demiurge」が先行実装→Ver.2.2.0で本実装。
トリビア
Ctyducks
Side Story 2収録の楽曲「Ark」のIN譜面製作者名義「阿爽 eat Ctymax」に言及した公式鯖民によって生まれたあだ名。開発の一人であるrN氏本人も黙認している。
湯元画伯
rN氏がopiaのCover Artistに使用した名義。公式wikiにて彼の名義「YuugenP」が「YugenP」になっていたことから由来する。その後しれっと彼の名義が「rN/湯元」になり、いつの間にか使用されていた。
判定ラインの抱き枕
Ver.2.0.0以前にTipsに登場。(ストーリーとしての入手方法は曲をプレイして入手できるゲーム内ポイントを使用したガチャで低確率で獲得出来るというものだった。現在はガチャ機能は削除されているため獲得方法は不明。)
ストーリー上では「PGSがいまだに企画段階のわけのわからないグッズシリーズ1。」と書かれている。しかし、Phigrosのbilibili公式アカウント100万フォロワー達成記念の抽選会にて、ついに特等賞の景品として登場することになってしまった。
髪ネタ
Ver.2.0.0以前のTipsから公式サーバー内でよく扱われる…もとい、ネタにされる話。ちょくちょくだがハゲに関する研究や髪の毛の話題がよく取り扱われる。
何があったかと言うとVer.2.0.0以前のTipsにあった「プログラマーの髪の数がもう指折りでした。育毛剤が欲しいです。」や「植毛広告を見たらぜひうちのプログラマーに連絡してください!(いやしなくていい)」と言われていた。(なおこれは現バージョンでも寂しい髪問題は健在らしい)
別名・表記ゆれ
関連リンク
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関連タグその2(ネタバレ注意)
何故第4章までがLegacyに統合されたのか…。
チャプター数が多くなってきたから?
本当にそうでしょうか?