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概要

原作:牛次郎、漫画:ビッグ錠による漫画。

月刊少年マガジン』に1982年から1987年にかけて連載された。

町の洋食レストラン「キッチンくいしん坊」の跡取り息子・鍋島香介が料理対決や料理の無理難題に、奇想天外なアイディアでチャレンジしていく。

同じ作者コンビで描かれた料理漫画『包丁人味平』が料理人同士の料理対決に特化していたのに対し、本作は料理対決もあるが、人々の「ウリになるような新メニューを作りたい」「安い値段でご馳走を作りたい」「早く大量にランチを提供するには?」といった食の課題に挑む日常料理漫画の走り的な内容も多い。

初期は1話完結だったが、途中から数話を1エピソードとして描いていた。ちなみにエピソードの構成が変わった辺りから牛次郎が原作を担当しなくなり、ビッグ錠が作画と原作を一人でやっていたとか。

ハープを使って押し寿司を一気に切ったり、洗濯機でラーメンを作ったり、

現在の衛生観念から見るとかなり無謀な料理も多い。まぁ、ビッグ錠作品ではよくある事だけれども。

主人公である香介は、ビッグ錠作品の主人公を更に極端にしたような性格でケンカっ早い上にモノを考えない激情型。一応カッカしやすいという自覚はあるが、一度挑発されるとすぐに乗ってしまい無策のまま勝負をすることも。

それを象徴するエピソードが↓のもの。

「え!!同じ値段でステーキを!?」

この作品の知名度をネットで上げたのが、

エピソード「美味ステーキ勝負の巻、前編」(文庫版では1巻に収録)のワンシーンである。

この回では主人公・鍋島香介が200gステーキを980円で出す店の広告を見て、食べに行ったところ店主から味を盗みに来たと因縁をつけられてしまう。

それに対して香介は、「出来らぁっ!」自分も同じ値段でうまいステーキを出せると啖呵を切る。

そこで店主は「どうしてもうちと同じ値段でうまいステーキを作ってもらおう」と言い渡した。

そこで香介が言い放った一言が……

「え!!同じ値段でステーキを!?」

である。

このシーンの画像がネットで出回ると、同じ値段でステーキを出せると言い切った直後にその条件に驚く、というシュールさでネタ画像として有名になった。

あまりの矛盾に「コラ画像では」「ページが逆なのでは」という説も流れたが、ちゃんとした公式である。ますます訳が分からない。

近年、有志達の意見によると「雑誌掲載時、「え!!同じ値段でステーキを!?」のコマの部分には広告が掲載されていて、単行本収録の際に空白に無理矢理描き込んだ結果こうなったのでは」とされている。確かに「え!!同じ値段でステーキを!?」のコマを省いた状態で続きを読むと違和感の無い展開となっている。

この様な「単行本収録の際に、広告が掲載されていた部分の空白に無理矢理描き込んだ結果、シュールな絵面になった」というケースで「玉子のジャンボケーキを披露する直前に何故か一旦冷静になる」というシーンもある。

pixivに投稿されている作品もこのシーンのパロディが多い。

え!!漫画と同じ作り方で再現料理を!?

実はズボラの漫画飯再現料理のチャンネルのズボラ氏が当作品の料理を製法ごと再現するという、無謀極まりn…もといチャレンジャーな料理動画を投稿している。しかし無茶苦茶すぎる原作の製法では再現どころか妥協しても無理があるためどうしても歪になりかねない。しかも原作は現実でやると料理として成り立たなくなったり最悪の場合大事故につながりかねない製法があるため妥協案を使うなど完全再現とはいかない。

ちなみにズボラ氏は漫画作者のビック錠氏に認知されている。

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