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アイヌラックルの編集履歴

2023-07-28 07:11:20 バージョン

アイヌラックル

あいぬらっくる

アイヌラックルは、アイヌ伝承の創世神話における英雄神で、アイヌ民族の祖とされる地上で初めて誕生した神[1]。アイヌ語で「人間みたいな神」という意味。エピソードを通じて人々の日常生活を支える多くの品々の起源が語られることから、アイヌ神話の上での文化英雄の役割を持つ[2]。オイナ、オイナカムイ、オキクルミなどの別名でも伝えられている。

文化英雄・人文神としてのオイナ(oyna)[注 1]またはアエオイナカムイ(Aeoynakamuy)は、アイヌラックル(Aynurakkur)、オキクルミ(Okikurmi)とも呼ばれている[3][4]。


アイヌラックルのrakは"~匂いのする"の意味で、すなわち「アイヌラックル」のは"人の匂(い)の人"、"人間らしいひと"の意と説明される(金田一京助)[5]。クル kur は厳密には"人"の意であるが[6]、他の解説をみると"人間の匂いがする神=半神半人の神"(久保寺逸彦)[7][8]、"人くさい神"などと語釈されている[7][9]。


オイナカムイは、直訳すれば"伝える(神)"であるが[10]、知里は"巫術を行う神"の意であると語釈している[11]。


「アエ」という接頭語は"我ら"を意味するもので、アエオイナカムイは"我々がそれを伝える(神)"と直訳される[10][注 2]。文法的な説明では、「アエ」という代名詞的接辞をもちいた「オイナカムイ」の活用形 だとされる[13]。


オキクルミは"裾のきらきらする(皮/毛皮の)衣を身につける神"の意である

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