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スプリングトラップ

すぷりんぐとらっぷ

スプリングトラップ(Springtrap)とは、five_nights_at_freddy's3に登場する機械人形(アニマトロニクス)の一体である。

概要

five_nights_at_freddy'sの店舗が閉店してから30年後。

その店舗で起こった忌まわしい事件を基に、新しく作られたホラーアトラクション、「ファズベアーズ・フライト」のオーナーが、

閉店した店舗の秘密の部屋から発掘した、忘れ去られたアニマトロニクス。

見た目は金色のボニー(bonnie)のようだが、オーナーが同じく発掘したカセットテープの内容によると、最初期に作られた人形の一体で、自立移動モードと、

クランクを回して中の部品を脇に除け、出来た隙間に人が入って操演する事ができる着ぐるみモードの、2つのモードが搭載された、ハイブリッドなアニマトロニクスである。

しかし。アニマトロニクスの構造上、着ぐるみモードが欠陥だらけであり、些細な事で脇に除けた部品をロックしている「スプリングロック」が外れてしまい(呼気の湿気でもロックが外れやすくなるという最早機材として成立しないほどの外れやすさ)、中に入った人間がグロい感じになってしまう(談:カセットテープの男)。

カセットテープの内容によれば、その欠陥のせいで事故が起きたため、あっさりと廃棄されてしまったとの事。(セーフルームという避難部屋に隠された上でその部屋自体を封印していた)

30年以上も放置された影響か損傷は極めて酷く、片耳は欠け、ボロボロになって穴の開いた箇所から血管のように青と赤のコードが飛び出しており、薄気味悪い笑みとあいまって非常におぞましい。

そして何より、生々しい灰色の瞳がとても印象的である。

本編での活躍

本編では第2夜から行動を開始(第一夜の段階では店内にはまだいない。これは二日目の段階で店内に持ち込まれたためと言われている)し、プレイヤーのいる警備員室へ向かって来る。

five_nights_at_freddy's3で実体として襲ってくるのは彼のみだが、彼の出現と同調するように人形たちの幻影が襲い掛かってくるようになる。

(この時襲ってくる人形達の幻影は極限までに汚く汚され、スプリングトラップの同じような生々しい灰色の瞳でプレイヤーに襲い掛かってくる)

夜を明かすごとに積極的に襲い掛かってくるようになり、ダクトを通ってショートカットしてきたり、Ver1.03以降は直通できないはずの部屋間をまるでテレポートするかのように一瞬で移動する。

警備員室の手前まで迫り、窓や扉越しにこちらを覗き込む姿は非常に恐ろしい。

他の幻影たちは妨害をするだけで直接ゲームオーバーにならない(その分見てから回避はほぼ不可能なほど判定がシビアだが)分、彼の行動パターンはかなり容赦がなく、高難易度では瞬間移動をすることがある上に、空調のシステムエラーが発生していると幻覚のダミーによる攪乱までしてくる。

だが、音に反応してそちらに移動する習性があるためオーディオで音を鳴らすことで遠ざける事も出来る。

だが、幻影によって引き起こされるシステムエラーによるアラーム音にも引き寄せられるのでエラーへの対処を誤れば警備員室への到達を易々果たされてしまう。

特に夜を重ねるごとに幻影の襲撃サイクルも短くなるので幻影たちにエラー地獄に嵌められた挙句スプリングトラップに到達されるというデスコンボに襲われることも珍しくない。

FNAFARでは

現状FNAF3からは唯一の参戦者(というより、FNAF3の他の面々が全員幻覚なので他に出れるアニマトロニクスがいない)であり、かつFNAFシリーズの立役者の一人(ネタバレ参照)ということもあり、かなり優遇されている。

新規のボイスを多数ひっさげ、出現確率が低い代わりに非常に手ごわい難敵となっており、ルアーという召喚用アイテムも他より比較的高額、かつガワやCPUと言ったドロップ品のドロップ確率も低めである等恒常キャラの中では高いレア度と難易度を誇る。

加えて最も最初に三種類目のスキンが実装されている。

関連タグ

five_nights_at_freddy's five_nights_at_freddy's3

アニマトロニクス

ネタバレ

スプリングトラップの中には、かつての店舗で児童誘拐、及び殺害を行った紫の男が入っている。

ゲームオーバーなどの画像から判明するが、生々しい瞳の正体は中に入っている紫の男の眼である。

ミニゲームの描写を見る限りでは、彼は自らが関わったアニマトロニクス達に追い詰められた際にその場にあったスプリングボニー(スプリングトラップの本来の名称)を着ぐるみモードで起動して擬態したが、その時にスプリングロックが外れて内部部品に押しつぶされてしまったようだ。

センシティブな作品

以下、Five Nights at Freddy's Sister Locationの最後に待ち受けるネタバレが記載されています。

Sister Locationのアップデートで追加されたカスタムナイトの最高難易度【Golden Freddy V.Hard】をクリアするとある事実が発覚する。

ファズベアズ・フライトの焼け跡を背景に主人公マイケル・アフトンが独白する。

「父さん、あなたを見つけた」と。

そして、その声に呼応するかのようにスプリングトラップが起き上がる

つまり、FNAF3の主人公がマイケルであったこと、そして、スプリングトラップの中に入っている紫の男が、マイケルの父親であることが明らかとなった。

以下、Freddy Fazbear's Pizzeria Simulatorのネタバレが記載されています。

主人公がマイケルであることが様々な形で示唆されている本作では、3日目にあたるWednesdayにて路地裏で回収される。

担当声優はPJ Heywood。

ただでさえボロボロだった見た目が火事の影響かよりいっそうボロボロになっており、頭部からは頭蓋骨のような物が見えている…。また何らかによって左腕が欠損している。

3の時とボロボロ加減抜きにデザインが多少異なっており、全体的にスマートになり鼻の形や彼の特徴だった生々しい灰色の瞳が金属球に点を描いたかのような物になり4に登場したPlushtrapに近い見た目になっている。

なお、この時の通称は「Scraptrap(スクラップトラップ)」となっている。

以下、Freddy Fazbear's Pizzeria Simulatorの更なるネタバレ

娘エリザベスの魂が宿っているアニマトロニクス「スクラップ・ベイビー」とは何かを企んでいたようで、マイケルの命を狙うのはその目的を果たすためであることがスクラップ・ベイビー自身により語られる。

しかし、エンディングのひとつて、かつて自分がフレッドベアズ・ファミリー・ダイナーで殺害した少女の父親「カセットマン」なる人物の復讐により、フレディ・ファズベアズ・ピッツェリアもろとも燃やされてしまう。

その際、カセットマンは「ある一名には、地獄が大口を開けて待ち受けているだろう。悪魔を待たせるなよ、旧友よ」と語っており、カセットマンとの深い因縁を窺える。

そしてスタッフロールにはSpringtrap(Scraptrap)という名前は無い

無い

無いのだが…

スタッフロールでPJ Heywoodの担当したキャラクターの名前がWilliam Afton(ウィリアム・アフトン)であることが判明する。

紫の男の本名が明らかになった瞬間である。

以下、Five Nights at Freddy's最新作 Five Nights at Freddy's Security Breachのネタバレが記載されています。

あるエンディングを通過する際に本作の舞台であるメガ・ピザプレックスの地下に残された旧店舗でまさかの登場。旧店舗の中に設置されていたリチャージステーションから電力を与えられ「Burntrap(バーントラップ)」として蘇った。

過去作よりもボロボロになっており、各部のガワがほとんど消えて、顔は口周りの骨がむき出しになっている。また、Scraptrapだった時に失った左腕は元に戻っている。(ボニーの骨格をくっつけたという噂もあるが真相は不明)

モニター越しにフレディのコントロールを奪おうとしたが、グレゴリーによって旧店舗は炎に包まれてしまい、最終的にはアニマトロニクスの集合体「BLOB」に連れ去られてしまう。

姿が判明した当初は「Springtrap(ウィリアム・アフトン)が復活したのか?」と考えられていたが、「security_breach」の開発会社が作った別作品「Five_Nights_at Freddy's:VR_Help_Wanted」や、本家の最終作品である「ultimate_custom_night」の状況から、Burntrapが動いているのは「Help_Wanted」に登場している「Glitchtrap(グリッチトラップ)」が原因ではないかとされている。

これはウィリアム・アフトン本人の魂は現在ある場所に囚われているために本人ではない事、Glitchtrapにはハッキング機能が付いている事が理由とされていて、「Glitchtrapはウィリアムが万が一を考えて残しておいたバックアップであり、魂が無くなって動かなくなったSpringtrapにGlitchtrapが憑りついたのではないか。」と言われている。

その後のDLCのRUINにてそのバックアップと思わしきM.X.E.S.なる実態の無い存在も現れており、このアニマトロニクス(?)の姿も今までと同じようにウサギ型であるという共通点もある。

いずれにしても殺人鬼の妄執が産んだ怪物である。