エキサイトボクシング
えきさいとぼくしんぐ
エキサイトボクシングとは、エキサイト(興奮させる)ボクシングのこと。
ボクシング中継番組や興行名などに使われているが、pixivでは概ねエポック社が2002年に発売した体感ゲーム「K.O.しようぜ! エキサイトボクシング」を指す。
「K.O.しようぜ! エキサイトボクシング」の概要
2000年に発売された「ホームラン打とうぜ! エキサイトスタジアム」を発祥とする体感ゲームシリーズの一種。
「エキサイト」の名を冠したスポーツゲームとしては7作目となる。
ハード・ソフトウェア一体型の本体に専用コントローラーが付属した「プラグ&プレイ型」のゲーム機で、同社の「テレビにつないですぐプレイ」シリーズの専用ACアダプターを共有している。
任天堂から分離独立した「新世代株式会社」が開発した技術「XaviX」を搭載したゲームの一つで、同世代に発売された同技術・類似コンセプトのゲームはスクウェア・エニックスの「剣神ドラゴンクエスト」が有名。
ゲーム内容
ボクシンググローブ型コントローラーを使用するボクシングゲーム。
コントローラを前に突き出すとパンチが放たれる。
アッパーやフックなどを打ち分ける機能はなく、状況に応じて演出として反映される。
コントローラーのグリップの上にボタンがあり、タイミングよく押してガードする。
ガードは左右どちらかしか出来ず、相手のパンチを見極めて使い分ける必要がある。
ゲームモードは1ラウンド1分の3ノックダウン制、3ラウンド経過でドローの試合形式で6人のボクサーと戦う「エキサイトボクシング」と音楽に合わせてトレーニングする「ボクササイズ」があり、難易度はそれぞれ「アマチュア」「プロ」から選択。
6人のボクサー全てに勝利すると戦績を確認する「ランキング」が選択可能になる。
全員撃破のトータルタイムにはタイムアタックパスワードが表示され、かつては公式ホームページに記録を載せることができた。
また、他の体感ゲームシリーズのメニュー画面で「すすむ」になっている所をタイトルに準えてか「O.K.」に変えている。
対戦相手
敵ボクサーにはそれぞれに弱点が設定されており、特定のタイミングで攻撃を当てると無防備になって一方的に攻撃できる「ラッシュ」状態になる。
相手の体力をゼロにした時の「フィニッシュ」も特定のタイミングで当てると、起き上がれなくなって一撃K.O.となる。
「熱血アマチュアボクサー」ヒロ・ミヤモト
出身:日本 年齢:22 身長:168cm 体重:65kg
まるで主人公のようにパッケージにも大きく描かれているが、一番初めに闘う最弱ボクサー。
プロフィールによれば「その甘いマスクのため、女性ファンも多い人気者」らしい。
基本に忠実なボクシングスタイルだが「特に目立った強さも無い」「必殺技:なし」「ガードも甘い」「楽勝出来る」と説明書内ですらボロクソに書かれている。
ボクササイズモードでは打たれ役を担当。
「メキシカンアフロ」フェルナンデス
出身:メキシコ 年齢:27 身長:182cm 体重:79kg
2人目に登場するアフロヘアが特徴の陽気なボクサー。
トリッキーな動きでこちらを翻弄させてくる。
必殺技はアッパーを3連続で繰り出す「タコス・アッパー」
「プリティラビット」水無月うさぎ
出身:日本 年齢:16 身長:158cm 体重:46kg
3人目に登場する美少女ボクサー。
外見に反してそれなりの強敵であり、このゲームを妙な方面に有名にしてしまった元凶。
プロフィールによれば趣味はウサギグッズ集めで「うさ太郎」と言う名のウサギを飼っているらしい。
必殺技の「うさラリアット」は体ごと回転して拳を連続で叩きつけてくるが、使用後は目を回してしまう。
ボクササイズモードではお手本を担当。
「復活超戦士」ヒロ・ミヤモト
最弱ボクサーだったヒロが鍛え直してパワーアップしたバージョン。
4人目の相手として設定されており、ランキングでも「HIRO-2」として区別されている。
相変わらず派手さはないが、全てが強化された強敵。
説明書にプロフィール等はないが「リベンジしてやる!!」のセリフと共に日焼けしたヒロのイラストが描かれている。
「ミスターヘビーウエイト」ジェームス
出身:アメリカ 年齢:33 身長:203cm 体重:105kg
5人目の相手として立ち塞がる屈強な黒人ボクサー。
プロフィールによれば数々のベルトを手にしてきた伝説のハードパンチャーらしい。
必殺技は大ぶりなモーションで放つ「メガトンフック」だが、滅多に使わない。
打たれ強い上に一発の威力も強く、堅実なジャブで確実に体力を奪ってくるため、プレイヤーによっては最も苦戦する相手。
「最終兵器」ボクサーロボ
出身:??? 年齢:??? 身長:150cm 体重:230kg
最後に戦うボクシング専用ロボットで、本作のラスボス。
対戦相手にロボットが出てくるのは体感ゲームシリーズのお約束でもある。
ロボットらしく常軌を逸した打たれ強さで、攻撃を受けてもほとんどダメージを受けない。
必殺技は手がいくつにも見えるほどの高速乱打「ロボマシンガン」
モーションは変則的だが予兆があり「ラッシュ」状態になると防御力が激減するため、弱点を付けるかどうかが勝負の分かれ目。