クラスター爆弾
くらすたーばくだん
クラスター爆弾とは兵器の一種である
"Cluster bombing from B-52s are very, very accurate. The bombs are guaranteed to always hit the ground." - USAF Ammo Troop
B-52からのクラスター爆撃はとても精密です。爆弾が常に地面にぶつかることは保証します。 ―― アメリカ空軍兵士
概要
大型の親爆弾の中に無数の子爆弾を入れ、空中で親爆弾から散布することで、広範囲に子爆弾をばら撒き爆撃を行う。面制圧力が強い兵器である。
その無差別殺傷性と、子爆弾の不発弾化により禁止条約が制定。
内蔵する子爆弾により性質が変わるため、対人地雷の散布から自己鍛造弾によるトップアタック、非殺傷性の送電線破壊まで様々
フィンランドの冬戦争で使用され、言い逃れをしたモロトフの名前からモロトフのパン籠と名付けられ、同型の焼夷弾の別名になっている。
日本においては親子爆弾とも呼称。かつて東京大空襲で家々を焼き尽くした焼夷弾もこれと同じ仕組みである。
2023年7月、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの対策としてアメリカがウクライナへのクラスター爆弾供与を明言。これは、アメリカと当事者国のロシア、ウクライナが上述の禁止条約に未加盟であることに起因するものと思われる。