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堕天使伝・童羅の編集履歴

2023-11-22 11:26:23 バージョン

堕天使伝・童羅

だてんしでんどうら

堕天使伝・童羅とは、長谷川裕一氏が手掛けた短編漫画である。

作品解説

「堕天使伝・童羅」とは、長谷川裕一氏が手掛けた短編漫画である。

「童羅」名義にてワニマガジン社にて4話掲載され、後に短編「ドラゴン・ハリアー」と併せ1993年に単行本化(全1巻)

後に大都社にて「堕天使伝・童羅」と題名を変え、1999年に再単行本化された。この際、大幅な加筆修正が加えられた。

内容はエロティック・ホラー・アクションであり、お色気描写が何かと多い長谷川作品の中でも明確な本番・陵辱描写がなされた数少ない官能全振り漫画である。

当時こそ成年指定ではなかったものの、電子書籍にて復活した際は見事R18指定を受け成年コミックスとなった。


あらすじ

金髪と青い瞳をした少女「花園ドウラ」は、家族に愛されながら女子校生として平穏な日々を過ごすも、自分自身が家族と違うものであること、悪夢と胸に浮かび上がる影、人間には使えない不思議な能力を持っていることに不安や恐怖を抱いていた。

そしてドウラの誕生日、その時が訪れる。彼女の人生は一変し、自身の生誕の謎が明かされるのと同時に、その因果ゆえ魔物たちに純潔を狙われてしまう運命を辿ることとなる。


各エピソード

※ネタバレ注意!!




PART1 序章

ドウラの誕生日というその日、当のドウラは学校で授業を受けている最中、突如「みつけた」という声を耳にする。

恐怖と不安に駆られ、両親の危険を案じたドウラは学校を飛び出し急いで帰宅する。

しかし家の中にはすでに「グリフ」という異形の魔物に襲われ両親は惨殺されてしまった。

グリフは亡き魔王の娘がドウラであると言い、その娘を花嫁にすれば自分が次期魔王の座に就けるという理由でドウラの純潔を奪うべく彼女に襲いかかる。抵抗虚しく、グリフに服を裂かれ裸にされ、愛撫されるドウラ。

しかし、両親の死を知ったドウラは怒りとともに魔力を発揮し、グリフへ反撃に出る。


PART2 グリフ

胸に浮かび上がった影がドウラの心臓を苦しめ、彼女は魔力を思うように使えなくなってしまう。

その隙を突かれクリフに羽交い絞めにされてしまうドウラ。そのまま愛撫をしながら、グリフはドウラを眠らせ自身の出生の経緯を夢の中で見せる。

ドウラの母は人間でありながら、魔物に捕まり魔王の慰みものとされ、やがてドウラを産み落とした。ドウラの母は我が子を守るため、自身の命を犠牲にして赤ん坊のドウラだけを人間界に送ったのであった。

夢を見ている間も愛撫を受け続け、敏感に反応してしまうドウラ。意識が酩酊とする中、いよいよクリフは挿入を試みる。しかし、夢の中で見た母の「生きて」というメッセージで目を覚まし、魔力が覚醒したドウラはすんでのところでグリフを葬るのであった。


PART3 ケステル

ドウラは夢の中で見た、母が魔王を倒したペンダントが自分と一緒に人間界に来たことを思い出す。そのペンダントを探すため自分が捨てられていた教会を訪ねた。

教会にいた少女ユリの案内で、彼女の家に泊まることとなったドウラ。しかし、その家はすでに吸血鬼「ケステル」が巣食っていたのだった。

ユリを介してドウラに襲い掛かるケステルだったが、ドウラは呪文で応戦する。だがケステルはユリを人質にとりながらドウラに猛攻を仕掛け、ついにはドウラの吸血に成功。ダメージと吸血でドウラが弱っていく最中、ケステルはユリの純潔を奪い、さらにはドウラの純潔まで奪おうとする。

だが間一髪ドウラの義理の兄が助けに入り、その隙を突いてドウラはケステルを倒すことに成功するのであった。


PART4 ボト(堕天使伝・童羅版のみの収録エピソード)

ドウラは兄とともにペンダントがあるという聖心霊学研究所へ向かう。

電車を利用して移動している最中、車内では女型の悪魔「ボト」が襲来。兄を催眠術でさらい、ドウラには首を落としボトの傀儡にした「肉人間」たちを差し向けてきた。

肉人間たちを退け、ボトの元に辿り着くドウラ。だがそこには、兄がボトと行為をしている光景があった。兄を無理矢理犯していたボトはそのまま彼を人質にし、羽の攻撃でドウラを傷つけさらに兄との行為をそそのかす。だがすぐにそれを翻し兄ではなく肉人間たちを差し向ける。ドウラは複数の肉人間たちに囲まれ無理矢理純潔を奪われそうになるも、魔力を発揮して肉人間ごとボトを何とか撃退するのであった。

しかし悪魔に堕ちず人であろうと意気込んでいたドウラは、人間たちが、それも自分の兄までもが悪魔たちと同様肉欲を持った存在であると思い知り、

人間そのものに猜疑心を抱いてしまう。



PART5 バモク(童羅版ではPART4)

聖心霊学研究所に辿り着き、ペンダントを入手したドウラ。だがそれは、魔物ではなく魔王の血脈のもののみに有効な封具だった。ペンダントをはめたことで、ドウラ自身が大きく弱体化してしまい、ペンダントも外せなくなってしまう。

聖心霊学研究所の所長の正体、それは魔界の侯爵「バモク」であった。バモクはさらに無数の配下たちをドウラに差し向ける。ペンダントと配下たちとの交戦で消耗させドウラを無力化させる、それこそがバモクの策略であった。

まんまとその策に嵌ってしまったドウラは、力尽きバモクに捕まり、陵辱されてしまう。様々な愛撫を受け快楽に高揚したドウラは、バモクに身を委ねてしまい、とうとう純潔を失ってしまう。

バモクとの激しい行為の末、快感の波に呑まれ堕ちていくドウラ。ついにはバモクとの口づけを果たし、そのまま互いに絶頂を迎え、バモクの精液を大量に注がれてしまうのであった。

だがその後、ドウラの兄が命を懸けドウラのペンダントを外すことに成功。兄が殺される場面を目の当たりにしたドウラは、怒りと哀しみにより堕天使に覚醒。復活した魔力を持ってバモクを打ち倒すのであった。

だが、ドウラの体を狙う魔物は後を絶たない。ドウラは全ての魔物を討伐すべく、自ら魔界へ赴くのであった…。


見どころ

何と言っても一番の見どころはその官能描写である。

長谷川氏のアイデアが盛り込まれた、独特な魔物たちのキャラクターデザインから繰り出される特殊な器官や身体を用いた性描写が秀逸。

また当時はR18指定ではなかったためか、直接的な性器の描写はないものの、様々な演出や漫画的手法によって性行為を表現し、それに伴い恥辱の表情を浮かべ見悶い快楽に堕ちていくドウラの様を実に淫靡で艶麗に描いている。

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