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概要

スラヴ神話に登場する闇の化身ともされる半女半鳥の霊鳥

長母音を省略してシリンと表記される場合もある。

アルコノストガマユンと共に楽園“ライ(イーライ)」”に生息するとされる王冠を被った女性の顔を持つフクロウで、悲しみの歌で悪魔の誘惑を警告するとされているほか、その美しい歌声を聞いた者は幸福になるともいわれている。

ただしその歌声を聞いた者は万物を忘れて死の世界へと誘う危険な一面がある為、当時の人々は射撃や大砲などの大きな音を発生させて歌声をかき消そうとしたりシーリンを追い祓おうとしたとされる。

また世界の調和、永遠の喜び、天国の幸福を象徴する存在であるともいわれている。