瑠璃鳥撫子
るりちょうなでしこ
概要
瑠璃鳥撫子とは、河本ほむら・斎木桂による漫画賭ケグルイ双に登場するキャラクター。初登場はコミックス8巻35話。
百花王学園の文化祭、繚乱祭で大金を稼ごうと意気込む早乙女芽亜里に対し、対等なギャンブルができるオススメの賭場があるという久留米くるみからの紹介という形で登場した。
クラシック研究会の会長をしており音楽室で賭場を開いているが、後述する性格が災いして常に閑古鳥が鳴いている状態らしい。
人物
一言で言えば典型的かつ古典的な高飛車お嬢様。
自身が考案したギャンブル『聴重千金』に絶対の自信を持っているが、そのあからさまに自信満々な態度が逆に相手からの不信に繋がっていることに自分で気づけていない。
そのため彼女を紹介した久留米からも「プレゼンが下手」「浅慮で傲慢で友達がいない」「馬鹿」とボロクソに言われている。
ギャンブル:『聴重千金』
瑠璃鳥が音楽室で行っているオリジナルギャンブル。
「手数料なし、理論上控除率0%、“音”と“重さ”を捉えた者が勝利を得る一対一の実力勝負」が謳い文句。
- 使用するもの
・1円玉と50円玉をそれぞれ300枚入れた容器
・2つの「貯金箱」
・天秤
- ゲームの流れ
1.ゲーム開始前に掛け金と先攻後攻を決める。
2.先攻プレイヤーは容器から硬貨を好きな枚数取り、自分の貯金箱に入れて天秤に乗せる。
3.後攻も同じように貯金箱に硬貨を入れ天秤に乗せる。この時点で両プレイヤーは「天秤に乗った2つの貯金箱に入っている硬貨の合計枚数」を「解答」することができる。
4.「解答」した場合はお互いの貯金箱の中身を公開し、解答が的中していれば掛け金の5倍を相手から得、外していればペナルティとして掛け金の1倍を相手に払う。
5.両者「解答」しない場合は再度順番に硬貨を追加していき、もし「解答」が無いまま5往復するとそこでゲーム終了となる。
- このゲームのポイント
このゲームでは貯金箱の重さが重要となる。
何故なら1円玉は1枚1g、50円玉は1枚4gであるため、例えば1円玉2枚と50円玉2枚の計4枚10gで天秤が吊りあった場合、相手の貯金箱の中身は「1円玉10枚」or「1円玉2枚・50円玉2枚」or「1円玉6枚・50円玉1枚」の3択まで絞り込むことができるためである。
そのため如何に天秤を吊り合わせられるかが肝要なゲームと言える。
また硬貨を貯金箱に入れる際の硬貨が跳ねる音も枚数を予想する上での参考になる……らしい。
※ネタバレ注意
クラシック研究会のギャンブルは対等。
それが瑠璃鳥および彼女を紹介した久留米の言い分であったが、実はそれは真っ赤な嘘。
端から対等な勝負などするつもりがない生粋のイカサマ野郎。
それがクラシック研究会会長、瑠璃鳥撫子の本性である。
ただし前述の通り、その見え透いた自信の高さとプレゼン能力の低さからイカサマで客をカモろうにも肝心の客がそもそも寄って来ておらず、たまに久留米がカモを連れて来てあげていることがあるものの、あからさまなゲーム展開と下手な挑発で早々にゲームを降りられてはカモに逃げられているらしく、久留米にキレられていた。
人間関係
久留米くるみ:クラスメイト。一見すると対等な関係のような雰囲気を出しているが、あからさま過ぎるやり方に怒った久留米に友達をやめると脅された時は激しく狼狽していた。
花手毬つづら:ピアノ繋がりで親交があり、瑠璃鳥が一方的にライバル視している。