森田鉄雄
もりたてつお
森田鉄雄とは、『銀と金』のもう一人の主人公。
概要
ただのギャンブル中毒の素寒貧だったが、競馬場で平井銀二に声をかけられたことをきっかけに、悪党たちが金を握る裏世界で生きる決意をする。
相手の虚を天才的に見抜いて勝ちぬく鋭さを持つ一方、銀二たちにはない損得抜きの行動原理で動く事もあり、強運の持ち主でもある。銀二の悪党ぶりと金を手にすることの天才的な才能に憧れて、「銀を超える金(キン)と呼ばれる人間になりたい」という志を抱く。
数々の戦いの中で、悪党として生き抜く決意や勝つために命を捨てる覚悟を固め成長していくが、神威家を巡る戦いでその境遇故に救い出したいと願った勝広と邦男を救えず、結果的に全ての元凶である秀峰の得となる結果になってしまったことから、「自分たちのすることで得をするのは悪党だけ」と思いつめるに至り、裏の仕事から足を洗うことを決意、銀二と袂を分かつ。
解けば背中にまで届く黒髪を後ろで束ね、緑色のスーツに赤や黒のシャツをよく着用している。余談だが髪を解くと容姿は伊藤開司に良く似ている。