双黒
そうこく
『文豪ストレイドッグス』に登場する太宰治と中原中也の二人組。
「私達二人が"双黒"なんて呼ばれ出したのは
一晩で敵対組織を建物ごと壊滅させた日からだ。
ただし、私のサポートが遅れれば中也が死ぬ。
……選択は任せるよ」
「選択は任せるだとォ!? てめぇがそれを言う時はなぁ
何時(いつ)だって他に選択肢なんかねぇんだよ……」
※ネタバレ注意
単行本8巻以降、アニメ21話のネタバレを含みます。閲覧の際は御注意下さい。
この二人が双黒と呼ばれ出したのは『汚濁』を使い、一晩にして敵対組織を建物ごと壊滅させた日からと太宰は言う。
『汚濁』とは、中也の重力操作異能の真の姿であり、周囲の重力子を操り自身の質量密度を増大させ、戦車すら素手で砕く程の力を得る。あらゆる質量を呑み込む圧縮した重力子弾を撃ち放つことも可能。
しかし汚濁形態になった中也は自分で力を制御できず、太宰の異能無効化がなければ死ぬまで暴れ続けることになってしまう。なのでそうなる前に必ず止めてくれるという中也の太宰への信頼のもと汚濁を使用しなければならない。
8巻の共闘ではお互いに忌み嫌いながらも、戦闘におけるコンビネーション、二人の間に存在する作戦コード、会話の節々から元相棒としての相手への理解と信頼感が垣間見える。要するにトムとジェリーの関係。
ーー作戦コード
恥と蟾蜍
造花の嘘
蓮華の外に雨
などなど現在知られている中ではこれだけである。
公式プロフィールでは嫌いなものに互いの名をあげている。
ちなみにそんな二人が互いに放った罵倒は、
ーー太宰から中也へ
- 「うわっ最悪」
- 「黒くてちっちゃい人」
- 「恥ずかしい帽子」
- 「靴も最低」
- 「帽子置き場」
- 「蛞蝓(なめくじ)」
- 「ちびっこマフィア」
- 「帽子に意識を乗っ取られて死ねば?」
- 「単純男」
- 「双黒(小)」
ーー中也から太宰へ
- 「旅浪者(バガボンド)」
- 「太宰の木偶」
- 「兵六玉」
- 「包帯の付属品」
- 「青鯖」
- 「貧弱野郎」
- 「社会不適合者」
- 「性根の腐敗が全身に回って死ね!」
- 「陰湿男」
- 「女の敵」
・・・等である。
また現在は新たな二人組が双黒の名を受け継いでいる
その為か、太宰と中也のコンビは一部のファンの間では旧双黒と呼ばれる事が多い。
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