エンド(スクスト)
えんど
概要
神装世界にてパトリを配って回るフードを深くかぶった謎の人物。
その中身はモルガナと同じく糸目だが、髪色は赤く髪型や服装、身長なども異なる。
自らの事をモルガナではなく、果てを識るもの「エンド」と名乗る。
モルガナ・オブ・ジ・エンド
公式LINEアカウントと2018年4月協力戦イベントのタイトル名によれば、正式名称は「モルガナ・オブ・ジ・エンド」。
攻撃モーションは大人モルガナと同じだがボイスは無し、端末の色は黒。
彼女の悪事は現時点(EPⅢ当時)で他のモルガナよりも悪質で、異装の女神(神装世界のストライカー)たちに殺し合いをさせた張本人でもある(後述)。
その正体(※メインストーリーエピソードⅢのネタバレ事項)
20年前、if世界の地球連合軍の天才科学者が研究所を追放され、地球連合軍に反目する月上空の研究所「メティス」に移り、「転移」「転生」「適性」「兵器」4種類のフィフス粒子の理論を立てて実証実験を行なっている。
「兵器」理論によってエイリアン(オブリ)が生み出され、「転移」理論で開発したパトリの実験のため平行世界を使った「女神の偽装計画」を実行。
科学者の名前は雨森果といい、神装世界で「女神の偽装計画」を実行した「果てを識るもの エンド」と名乗るモルガナと同一人物だと思われる。
雨森果とは雨森このえが物心つく前に死んだと聞かされていた母親でもある。
地球連合軍でif部隊の研究チーフになった雨森このえは、
母親の研究資料を発見、深く読み解くことでモルガナ化の兆候が現れる。
しかしモルガナ化せずに意識だけの存在になって条理の果てに到達するべく、フィフス粒子が漂う宙域に発生したワームホールに身を投じた。
そうして高みに至ったこのえは、産みの母親とはいえ世界の敵であるエンドを、
一度も対面しないまま意識のチャンネルを切ることで消滅させた。
神装世界の滅亡とフィフス・フォースの玉砕(ネタバレ注意)
神装世界ではある時期から、地震や火山の噴火が頻発するとともに、黄金の怪人が彷徨くようになり、急速に治安が悪化していった。この「エイリアン」はいつからかアグローナと呼ばれるようになり、人々の恐怖の対象となっていった。
そんな中、蒼井雪枝を始めとする全34人に「パトリ」と称する謎の端末を渡し、アグローナと戦う力を授ける謎のフードの人物が出現し、神出鬼没に活動していた。前述の通りこのフードの人物が雨森果=エンドである。
パトリを使うことで、魔法少女のように変身して戦うことができるようになったものたちはいつしか互いに協力し合い、チームを作って行動するようになった。アグローナのことを「地球の遺伝的疾患を悪化させる」とエンドに教えられた彼女たちは、アグローナを殲滅することが世界を救うことになると固く信じて戦い続けていた。
その力のおぞましい秘密を知らぬまま…
やがてアグローナは壊滅、いよいよ世界に平和を取り戻せるか、という時にエンドが出現、「最後のエイリアン退治」と称してデスゲームの開催を宣告した。
そう、もはや彼女たちは、パトリの使いすぎで人間ではなくなってしまっていたのである。最終的に遺されたたった一人に、「転生」の望みを賭け、またたった一人で世界の滅亡を食い止めるという過酷すぎる最終指令の重荷を他のメンバーに負わせないため、ついに「異装の女神」たちのデスゲームが開幕してしまう。
デスゲームの最果て、ついにたった一人遺された雪枝を、そしてその雪枝に全ての希望を託し散っていった「異装の女神」たちの想いを、覚悟を嘲笑うが如く、エンドは「転生」の望みを絶ち、さらに世界の滅亡ももう止めようがないとのたまう。絶望の淵に突き落とされた雪枝は、ただ無念と絶望に咽び泣くことしかできず、不気味な高笑いをあげるエンドは、そのまま立ち去ろうとした瞬間、突然このえに足元を掬われたのである。
もう気づいている人もいるだろうが、このえに足元を掬われる寸前の段階まで全てエンドの計画通りである。
そう、エイリアン=アグローナを持ち込み解き放ったのは、エンドの「兵器」の実験の一環であり、それは「異装の女神」も同様である。また「パトリの使いすぎで人間ではなくなる」のも、エンドは最初からわかった上でやっていたのである。
その全てが「女神の偽装計画」の一環であり、世界が一つ滅亡した段階で、実験は成功も同然だったのである。
そして決戦へ
2018年4月の協力戦イベントではスペシャルレイドオブリとしても登場した。エテルノのもるがないわく、このオブリの正体は消滅したエンドの残骸だという。
前述の残虐非道極まりない究極の悪であることから、プレイヤー諸氏からはかつてない本気の怒りと殺意を込められ、この時の協力戦はいつになく盛り上がった。ここまでヘイトが集中したキャラはスクストの長い歴史でも今のところエンドくらいである。
千年夕依SR~UR特効メモカに召喚したことはないが(そもそもラスボス系召喚の前例が無い)、Alcorまでラスボス戦再現の10周年記念マルチメモカ「そして、その先へ」では当然に登場し、その情け無い最期がテンポよく流れる。
その後の復刻マルチメモカ関連の混沌プラトーンにて、旧URマルチメモカからの再現体として登場した。