SummerPockets
さまーぽけっつ
概要
Key13作目の恋愛アドベンチャーゲーム。
2016年12月8日に制作が発表。
2017年12月27日に公式サイトが公開。
2018年6月29日にWindows版が発売され、その後Android/iOS版が配信された。2019年6月20日にはNintendo Switch版が発売。
2020年6月26日に完全版『Summer Pockets REFLECTION BLUE』が発売。
題名の『Summer Pockets』は、少年時代の大切な思い出を大事にしまうためのポケットを「夏の小さな宝箱」に例えたものである。
麻枝准が久々に完全オリジナル作品で音楽以外の部分を担当しており、本作の世界設定、ストーリーの軸と結末を麻枝が担当し、それを基にシナリオ担当の魁と新島夕が詳細な設定を構築していった。
物語の舞台は、瀬戸内海にある架空の離島である鳥白島(とりしろじま)。
舞台設定が夏の海辺の田舎町ということで同じKeyの作品である『AIR』と共通しており、実際制作発表時に公開されたティザーイラストも『AIR』を意識させるものであった。
これに関して魁は『AIR』というよりは『ぼくのなつやすみ』を高校生版に置き換えた感じに近いと考えており、ノスタルジックな遊びの風景の中にKeyならではの日常を織り込むと同時に、ヒロイン同士の横のつながりや魅力的な男性キャラクターを描き、『AIR』との差別化を図ったと語っている。
2021年12月にアニメ化が進行中であることが発表された。
あらすじ
夏休み、主人公の鷹原羽依里は亡き祖母の遺品整理のために訪れた鳥白島で、叔母の岬鏡子と二人で遺品を整理する傍ら、島で出会った新しい仲間との島の生活を楽しみ、夏休みが終わるのを惜しく思うようになっていく。
登場人物
ヒロイン達
メインヒロイン。
唯一の肉親である祖父以外の人物に心を開けずにいる。島でとある事故が起きた際、偶然その場に居合わせてしまったため周りからは疫病神と思われている。
島の外れなどから海を見ていることが多い。
ヒロインの1人。
山の祭事を担う空門家の巫女。男女分け隔てなく友達感覚で接してくる性格で、バイト先の駄菓子屋では「師匠」と呼ばれ子供たちに慕われている。
結構なむっつりスケベ。よく島の色々な所で寝ている。
久島 鴎(CV.嶺内ともみ(ゲーム)→稗田寧々(テレビアニメ))
ヒロインの1人。
本土から夏の間だけ鳥白島に滞在に来た少女。常に大きなスーツケースを引いているが、なかなか中身を教えたがらない。いつも手にしている古い地図については「宝の地図」だとしている。地図を片手に何か探し物をしているらしい。
ヒロインの1人。
やりたいこと探しを目的に鳥白島へ来た少女。ドイツ人とのハーフ。真面目で素直な子。正論や規則に則ったことを言っては、周りから言い負かされて「むぎゅー.....」と悔しそうに唸ることが多い。
異国の古い歌をよく口ずさんでいる。
『REFLECTION BLUE』でヒロインの1人に昇格。
鳥白島少年団の治安維持執行部の一員。強力な水鉄砲で島の風紀を乱す者を狙撃する。
規律にのっとって常に制服を着用している。
『REFLECTION BLUE』でヒロインの1人に昇格。
ヒロインたちが通う学校の生徒会長で、紬に会いに本土から鳥白島に来た。おっぱいに対する執着心が強く自身をおっぱいと呼んでくれてもいいと言う。同性愛者ではない。
『REFLECTION BLUE』での追加ヒロイン。
島に残る鬼の伝承を調べに来ている旅の少女。
サバイバル能力に優れているのに、いつも腹を空かせて行き倒れている。
おむすびに目が無い。
その他
羽依里の親戚の女の子。羽依里の世話を焼く。
もともと都会に住んでおり、夏休みを利用して一人で憧れの田舎である鳥白島に来た。
『REFLECTION BLUE』でどのヒロインのルートにも進まなかった場合、彼女のルートに進む事が出来る。
羽依里の母の妹で、羽依里からみれば叔母にあたる。旧姓は加藤。
しろはの母と友人関係にあった。料理が出来ず、ほぼすべての食事をカップ麺で済ませている。
鳥白島の住人である少年。
山にある資材置き場を改造して秘密基地を作った。よく服を脱ぎたがるが、その度に美希に射撃される。
鳥白島の住人である少年。
卓球馬鹿で、良一とともに作った秘密基地の中で特訓を重ねている。
しろはの祖父。またの名を玄武。
筋骨隆々の漁師。
ぼっち気質のしろはのことを心配している。
青い狐のような姿をした生物。
よく蒼と行動を共にしていることが多い。人間の言語を理解している様子をみせる。
空門 藍(CV.高森奈津美)
蒼の双子の姉。
幼少の頃、夜の山に向かった蒼を連れ帰る途中で崖から転落し、今も意識不明。島の病院で入院している。
鴎の母。
鳥白島はずれの小島に別荘を所有しており、かつては鴎や夫と3人で訪れていた。
しろはの母。小鳩の娘。故人。
生前は夫婦で食堂を経営しており、食品調達を担当していた。