概要
週刊少年サンデーで2022年20号から連載。2023年19号からはサンデーうぇぶりに移籍した。
ストーリー
土地も資源も限られた "人類最期の国" ベルソー王国。刻一刻と終わりへ向かう国を救うべく「外の世界(ユートピー)」を目指すザビだったが…!?
絶望を切り裂き運命を捻じ曲げろ!! 巨弾ファンタジー開幕!!
キャラクター
ザビ
本作の主人公。刀のマグを持つ護衛班(エスコート)の一員。王家の血を引いている。
ガロ
ザビの元に降ってきた謎の少年。ネジ化のマグを持つ。
護衛班(エスコート)
リリー
護衛班の隊長格。ザビの上司に当たる青年で、嘘を嫌う。
王族関係者
リヴェル
ベルソー王国の現国王。前王の弟君(つまりはザビの叔父にあたる)で、兄の死後、土地が有限である事を盾にして街の住人を苦しめている。
前王
ベルソー王国の前王でザビの父親。10年前に何者かによって殺された。
ムサシ
元王国所属の戦士。かつてはザビの剣術の師匠であり、ザビにとっては良き理解者でもあった。国王が変わり生活に困り果てた上に永眠痘にかかってしまうが、ザビと再会した事で彼にすべてを託し後に息を引き取った。
その他
ビャオベン
「なんでも屋」。病気の妹の為に金を稼いでいる。
用語
ベルソー王国
本作の舞台となる人類最後の王国。数百年前に突如飛来して来た天使達により、文明が崩壊した事で、新たに作られた。しかし、現状は国の周囲は海周辺で削られたような形であるため、「すりばちの国」とも呼ばれている。国の中には「壁街」と呼ばれている街が存在するほか、海に一番近い縁には天使達の生息地である「天使(アンジュ)の輪」という場所が存在する。
外の世界(ユートピー)
ベルソー王国の外にあると言われている世界にして最後の希望とも言える存在。
天使
本作における敵。見た目は一般的に知られている羽があり頭に輪っか上の物が浮かんだような見た目の天使とは全くと言えるほど異なっており、奇怪な見た目とすさまじい破壊力を誇る怪物として描かれている。生息地は王国の海に最も近い縁の「天使(アンジュ)の輪」と呼ばれる場所。
マグ
人類の0.01%の割合で生まれる変種体。身体の一部を人口物化する能力でマグを持つ者は「マグユーザー」と呼ばれている。
護衛班(エスコート)
天使と戦う唯一の存在。表向きは"国の周辺の整備班の護衛"となっているがその実態は天使と戦う為に結成された組織。強大な力を持つ天使との戦いもある為、殉職者が出る事も珍しくない。
サリュー教団
天使を崇拝する宗教団体。怪しい行動が目立っているため護衛班からは、問題視されている。
永眠痘(えいみんとう)
作中で確認されている病気。現時点では治療法は存在しない不治の病。具体的な病状は明かされていないが、作中では発症者は吐血を起こしている。