グレース・ハワード
ぐれーすはわーど
概要
スマホゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』の登場人物。大陸版の表記は”格莉丝”。
前社長の時代からいるベテラン従業員で、会社の主力商材である自律型重機を開発したエンジニア。正確には考案者は前社長ホルスだが、当人がプロトタイプの開発半ばで消息を断ったため、グレースが残された情報をもとに完成させた。
自律型は操縦者不在でも安定した作業が可能で、白祇重工はそれを利用したホロウ内での工事を主に請け負っている。グレースはそんな自律型の開発やメンテナンスといった特に重要な役目を担う。
しかしその実態は大の機械オタクで改造マニアで、それも自分の開発した重機にAIを搭載してはそれを「子供たち」と呼んで愛でるという中々の変態気質。
しかも当のAIは何故か「むさ苦しい熱血漢」「恋する乙女」「厨二病の少年」といった扱いに困るような人格に設定されており、それが仇となって暴走されることもしばしば。他にも会社のトラック車両にツンデレAIを搭載したりしている。
一方、知能機械が浸食されエーテリアス化という死を迎える事も珍しくない仕事上、自身の行為を「子供達に様々な危険を一方的に押し付けた上で死地に送り込んでいるだけ」とも捉えており、内心では自分に機械を愛する資格なんてないと思っている。
そんな負い目を持つためか技術者としての矜持やプライドは人一倍強く、とある一件で技術者としての責任を身勝手に放棄しようとした者に対しては、普段の態度からは想像できないほどの怒号を飛ばしたこともある。
前社長のホルスはグレースの養父であり、その繋がりで現社長でありホルスの実娘であるクレタとは彼女がまだ純情な子供だった頃からの付き合い。
クレタのことは今でも実の妹のように可愛がっており、その名残か上司/部下の関係になった今でも「おチビちゃん」と呼んでいる。対するクレタも当時のグレースを「姉貴」と呼び慕っていたそうで、本来タブーである子供扱いもグレースに限っては許す等、腹心三名の中でも特に親しい関係を築いている。
そのためホルスの失踪で父娘の関係に亀裂が入ったことには心を痛めており、今でも汚名返上と真相究明を望んでいる。