フィーノイア・オースター
ふぃーのいあ
概要
彼女は自分がサキュバスであることに嫌悪感を抱いており、他者から精気を奪う事でしか生きられない自分の存在を「不完全」と感じている。
そのため、彼女は「単体で完結する生命」を作り出す事を目指して、日々研究と勉学に励んでいる。
フィーノイアは人と関わるのが苦手で、一人でいることを好むが、それは人間嫌いというわけではない。
彼女は、接触した相手に精気を奪われる警戒心や下心といったサキュバス特有の偏見を抱かれたくないという意識から、人との距離を置いている。
また、彼女は一方的に何かを受け取る事を嫌い、必ず自分から何かを返そうとする性格。
フィーノイアは常に不機嫌そうな顔をしており、無愛想で人当たりも良くないが、困っている人を見ると放っておけない程度には面倒見が良い。
彼女は人間から精気を奪わずに生きているため、常に腹ペコ状態。
通常の食事からでも最低限の生命維持程度の精気を得られるが、非常に非効率なため、高カロリーなお菓子ばかり食べている。
彼女は星や天体観測に興味を持っており、毎晩天体観測に勤しんでいる。
また、夢魔として他者に本人の望む夢を見せる能力を持っているが、吸精行為になるためこの能力を使いたがらない。
彼女は夢に詳しく、夢診断ができる能力も持っている。
フィーノイアは鳥を象った魔法生命体を作り出し、攻撃や防御、回復など様々な用途で使用する。
一瞬で作り出したものは光でできた曖昧な姿をしており、一度効果を発揮すると消滅する。
強度の高い魔法生命体は作成に多くの時間と魔力を必要とするため、多用出来ない。
彼女は魔法に対する知識が豊富で、それを活かす腕前も高いが、常に魔力が足りていないため威力に乏しく、大魔法も使えない。
アラディア院のいきもの委員会に所属しており、主に鳥類の世話と観察をしている。
たまに自身の研究で作り出した魔法生命体のうち、安全な個体を連れてくることもある。