魔男のイチ
まだんのいち
世界を駆けて魔法に挑む狩人たち 人はそれを「魔女」と呼ぶ——!
物語
その世界での魔法は「知性ある生き物」と定義され、魔法が示す困難な試練を乗り越えることで魔法を習得できた。
そんな魔法を習得するハンターを「魔女」と呼んだ。
山育ち山暮らしの少年イチは、ある時見たことのない生物を見つけた。本能でその生物は人を殺すと見抜いたイチだったが、「殺意を向けられるまでは殺意を向けてはいけない」という「死対死」のルールに則り、とりあえずは見逃すことにした。
その生物は王の魔法キング・ウロロだった。魔女であるデスカラスはウロロに戦いを挑んだが、「女では俺の身体に一切傷をつけることができない」という絶対のルールを敷いていたウロロに攻撃は通らず、追い詰められてしまう。
しかし、そこにイチが乱入する。戸惑うデスカラスとウロロの前で「俺は男だぞ」と告げるとウロロはイチを殺そうと腕を振り下ろすと、なんとイチが事前に仕掛けていたくくり罠に引っかかってしまう。そして、イチは動けなくなったウロロの心臓にナイフを突き立てた。
ここで余談だが、魔法を扱うには魔力が必須であり、魔力を持っているのは女性のみだったからこそ魔女と呼ばれている。
男性は魔力を持っていないため、魔法を習得することはできないはずであった。
ところが、イチは男にもかかわらず魔法を習得・会得してしまったことで世界の常識が覆ってしまった。史上初の「魔男(まだん)」の誕生である。
登場人物
CVはボイスコミックでの配役
主要人物
山育ち山暮らしの狩人の少年。「死対死」という独自の価値観を持っている。世界でたった一人の魔男。
CV:小林ゆう
自称「最強の魔女」の女性。別名「深淵の魔女」。魔男となったイチを魔法狩りに誘う。
CV:佐々木義人
「王の魔法」と呼ばれる反人類魔法。長い間生きており、多くの命を狩りとってきたが、イチに習得されてしまう。
魔女
CV:丸山美紀
マンチネル魔女協会の会長。別名「黄金の魔女」。鏡を通して魔女たち一人一人に指示を送る。
魔女研(魔女及び魔法研究学部)の統括責任者。別名「追究の魔女」。珍しい研究対象に対してはタガが外れてしまう性格。
氷魔法のスペシャリスト。別名「銀雪の魔女」。イチの処遇をめぐってデスカラスと言い合いになる。
魔法
神の魔法
反世界魔法。
その他
ミナタカさん
かつてイチが山で出会った人物。狩猟のノウハウをイチに教えてくれた不審者。