義家族パロ
ぎかぞくぱろ
概要
義家族パロとは「義理の家族ではないキャラクター同士を、義理の家族という設定にして」描かれた二次創作の総称。「義理の家族パロディ」の略。
「身内が遺した子供を引き取って一緒に暮らす」「同棲しているカップルが子供を預かる事になる」など、実際の家族ではないキャラクター同士が家族のように暮らすパラレル設定の二次創作全般を指す。
ほとんどの作品においてキャラクターの年齢操作が行われている。
なお、同じ義理の家族という設定でも、「親の再婚によって義理の兄弟になる」というパターンの場合は義兄弟パロ(義兄弟パラレル)と呼ばれる事が多い。
ただし、「再婚した親」にも「原作に登場する、実際は親ではないキャラ」が当てはめられているパラレル設定の場合は、同じく「義家族パロ」と呼ばれるようである。
言葉の意味としては「義家族パラレル」と呼ぶ方が適切だが、パロディとパラレルが混同された結果か「義家族パロ」という呼び名の方が広く使われている。実際にはパロディとパラレルはそれぞれ全く違う意味を持つ言葉である。
参考
⇒パロディ
⇒パラレル
義家族パロの主なパターン
【1】独身のキャラクターAが、(自分の子供ではない)子供Bを引き取って育てる という設定。AとBは同じ原作に登場するキャラクターで、ほとんどの場合年齢操作されている。
このパターンでAが独身男性の場合はうさぎドロップパロというタグがついている事もある。
【2】キャラクターAの親が、事情ある子供Bを引き取ることになり、家族にBが加わる という設定。AとBは同じ原作に登場するキャラクターで、ほとんどの場合、年齢操作されている。
【3】同棲(あるいは結婚)しているカップルAとBが、(2人の子供ではない)子供Cと暮らすことになる。AとBとCは同じ原作に登場するキャラクターで、ほとんどの場合、年齢操作されている(子供は原作にいないオリジナルキャラの場合もある)。
【4】同性のカップルAとBが、身寄りのない子供Cを引き取って育てる という設定。AとBとCは同じ原作に登場するキャラクターで、ほとんどの場合、年齢操作されている(子供は原作にいないオリジナルキャラの場合もある)。このパターンは99%が腐向け作品である。
【5】原作では血のつながった実の家族同士のキャラクターを、義理の家族という設定で描く。このパターンを採用している作品は、大抵が義家族同士での恋愛ものに発展する。
【6】特に設定や説明はなく、同じ原作に登場する複数人のキャラクターが家族のように一緒に暮らしている。