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UH-60の編集履歴

2013-08-16 22:32:06 バージョン

UH-60

ゆーえいちしっくすてぃ

アメリカの中型多目的ヘリコプター。アメリカ陸軍ではUH-1の後継として採用され、他にも多くの国が同様に採用している。UH-1よりも搭載力にすぐれており、機材を追加して改造すれば救難機として使うこともできる。通称は「ブラックホーク」だが、他にもさまざまな名前で呼ばれている。

アメリカ陸軍UH-1の代替として要求し、1970年代より開発された中型多目的ヘリコプターである。


ベトナムの戦訓

UH-1ベトナム戦争ではじめて実戦投入され、非常に多くの実績をあげてヘリコプターの有効性を世界に知らしめた傑作機である。だが、

・高温多湿な環境、とくに熱帯でのパワー不足

・被弾に弱く、場合によってはマシンガンの一連射でも致命的な損傷に繋がる

・ドアに機銃手を配置(「ドアガナー」とも)すると乗降の邪魔になる。しかし居ないと乗降時に敵を制圧できず、危険になる(これはUH-1Dである程度解決されたが、根本的にはまだ不足だった)

といった改善点も多く寄せられた。


そこでアメリカ陸軍は、これらの戦訓を取り入れた、まったくの新型ヘリコプター開発を要求する。

時は1972年。さしものアメリカも戦争に疲れ果て、翌年にはベトナムから完全に撤退するという年である。


「黒い鷹」

もちろん、こういった改善点(要求仕様)をすべて満たすためには従来機からの改良型では追いつかない。新型機はまったくの新型エンジンを備え、さらに被弾に備えて双発とされていたからである。当然ながら主要な動力・操縦系統には防弾措置がとられ、さらにドアガナーには専用席が設けられた。他にも輸送機で空輸する事も想定されており、C-130の貨物室にあわせて胴体サイズも決められた。


こうして完成したUH-60はさっそくライバル機であるYUH-61を打ち負かし、制式採用が決定した。1976年のことだった。

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