田所恵
たどころめぐみ
概要
遠月茶寮料理学園の生徒で、幸平創真の同級生。
やや人見知りで、恥ずかしがり屋。あがり症に悩む気弱な少女で、それが極限にまで達しパニックに陥ると、方言が出ることがある。家族に楽をさせるため料理の修業をしようと12歳の時に上京し、学園に入学してきた。
しかし料理の腕はそれほどでもなく、入学試験では最下位でかろうじて入学が出来たというレベル(実際の腕前はもっと上なのだが、あがり症で試験や授業では本来の実力を発揮できない)。学園の厳しすぎるカリキュラムについていける気がせず絶望感に苛まれていたところを授業で創真とペアを組んで料理を作ることになる。
高等部への進級試験の成績が最下位で退学処分寸前だったが、成り行きで創真とペアを組んで参加した調理演習の授業でA評価を得て、危機を脱する。それ以来、創真と行動をともにすることが多くなる。当初は他人を敵に回しやすい創真に苦手意識を持っていたが、一度危機から助けられてからは、彼の並外れた実力に信頼を置くようになった。自分と同じ庶民の出であり、その場で起きたアクシデントも機転と発想力で難なく切り抜けてみせた創真は、だんだんと気になる存在になっていっているようである。しかし、創真が『試しに組み合わせてみた』食材のちょい足しの毒見をさせられたり、あられもない姿で鉢合わせしてしまったりと、アクシデントに巻き込まれてしまうこともたびたび。
合宿中に退学をかけた食戟をすることになり、熟成させた野菜のテリーヌを作り上げる事に成功。食戟は敗れてしまったが、その時に審査員をした卒業生たちからは高評価され(乾は度を越しているが)、堂島からは食べる人のことを考え、気遣う「心遣い(ホスピタリティ)」を見出される事になり、学園にい続ける事も認められる。それ以降は、創真を宛てにする事無く課題をクリアし、合宿を乗り切る。
合宿後、卒業生から一目置かれた為か、「秋の選抜大会」の参加資格も得る事になった。