概要
天罡星三十六星の天速星の生まれ変わりで、序列第二十位の好漢。
あだ名は神行太保(しんこうたいほう)。これは、一日に八百里(約400km)も走ることができる神行法という道術が仕えることから。
その道術を使い梁山泊入山後は、情報伝達や諜報などを行う情報探索総責任者になる。
また、暴れん坊の李逵が頭が上がらない数少ない人物。
来歴
戴宗は江州で牢役人の頭をしていた。そこに、新しく来た罪人が待遇を良くするための賄賂を寄こさないことに腹を立てて牢城に押し掛けたが、その罪人が宋江と知ると意気投合する。しかし、知事により宋江は謀叛の罪が掛けられ再び投獄される。戴宗は無実の彼を救おうとしたが、どう処分すべきかをたずねる手紙を都へを届けるように知事から言い付けられる。
都へ向かう途中、立ち寄った居酒屋が梁山泊が営む居酒屋であり、それを通じて知り合いである呉用に相談を持ちかける。呉用は精巧な偽の手紙を作り、それを戴宗が知事に渡し梁山泊の近くを通ったら救出するつもりだったが、一つの小さなミスが原因で偽の手紙が見破られ、戴宗は宋江とともに謀叛の罪で捕えられる。
そして、処刑の当日に李逵が彼らを救うために暴れ出し、救出に駆け付けた梁山泊に助け出されてそのまま梁山泊の一員となった。