鋼の錬金術師におけるスロウス
作品ごとの設定の差異
2003年に制作されたTVアニメ旧作版のみ姿と設定が異なる。これは2003年当時、原作の話数がアニメで1年間放送できるほどの量ではなく、1年も経たずして全て消化してしまう状態であったため、数々の設定の変更や新規追加とともにこのような処置が執られた。
原作及びTVアニメ2009年版
登場は北方司令部編より。「お父様」により5番目に創造された「怠惰」のホムンクルス。
ウロボロスの紋章の位置は右肩の後ろ。名の通りが体を表すが如く極度の面倒臭がりやで、「めんどーくせぇ」を口癖とする。
ホムンクルスの特有の基盤模様は顔の右半分にまであり、隻眼である。
真の姿のエンヴィーを除きホムンクルスでは最大の体躯。
怪力と戦車や砲弾もものともしない強靭な肉体を武器とし、更にリミッターたる鎖を外す事で
自称する「最速のホムンクルス」に由来する超高速の移動を行う（尚、速過ぎて当人もぶつかるまで止まれない）。
TVアニメ2003年版
エルリック兄弟が母親であるトリシャ・エルリックを蘇らせようと人体練成に手を出した結果生み出された、
「人の形をしてなかった化け物」を素体とするホムンクルス。
元々失敗作だっただけに生まれて早々虫の息だったようだが、錬金術師ダンテの手引きによりエルリック宅から搬送。
賢者の石を与えられ、トリシャを多少大人びさせ髪と目の色を除けばほぼ瓜二つの容姿をとれるまでに成長する。
性格はトリシャとは正反対で冷淡かつ狡猾。知謀に長け、自分の手をあまり汚さない戦略家である。
（この辺りは上記のスロウスと別ベクトルでの「怠惰」をキャラクターとして表現した結果か）
ちなみに、実年齢は5歳である。
能力は身体の液状化。水道管を通り滴の様にしたたった水溜りから再度人型になったり、
身体を伸ばす事で間合いを一瞬でつめる、他人を自らの肉体で拘束する等も可能。